公園で拾い食いをした秋田犬が死亡 餌には有害物質が

2019年6月3日、大阪府で痛ましい事件が起こりました。

事件があったのは大阪市生野区鶴橋1丁目の公園。

いつものように夫婦で秋田犬の散歩に出かけました。

秋田犬は体重30キロの4歳オス。

なんにでも興味がある年頃です。

今日もにおいチェック。

いろんなところに頭を突っ込んでクンクンしていました。

まさか命を奪うものがそこに落ちているとも知らずに。

落ちていたのは容器内の液体に浸されたドッグフードの様なもの

茂みに頭を突っ込んだ秋田犬。

そこに置いてあったドッグフードのようなものを口にします。

その日は何事もなく帰宅しますが翌日未明から嘔吐。

賢明な治療を施されましたが、その1週間後、腎不全で亡くなってしまいました

警察の調査が始まる

飼い主からの通報を受けて大阪府警は調査を開始。

秋田犬の嘔吐物と口にしたドッグフードのようなものを鑑定したところ「エチレングリコール」を検出したと発表しました。

エチレングリコールとは車の不凍液などに使われる液体。

毒性が非常に高く、犬が一口舐めただけでも死に至ります。

このエチレングリコールは甘味があり犬や猫が好むにおいを発します。

そのため口に入れただけでは毒だと判断できず飲み込み体を蝕んでいくのです。

実は先月も液体に浸されたドッグフードのようなものは発見されたといいます。

この事件は何者かが故意に置いたとして調べを進めています。

この事件は動物愛護法違反にあたる

動物愛護法とは動物の命を大事にし、動物と言えど粗末に扱ってはいけないとする法律です。

動物が命あるものであることにかんがみ、何人も、動物をみだりに殺し、傷つけ、又は苦しめることのないようにするのみでなく、人と動物の共生に配慮しつつ、その習性を考慮して適正に取り扱うようにしなければならない。

動物の愛護及び管理に関する法律(昭和四十八年法律第百五号)第一章 総則(目的)第一条より引用

毒入りフードを故意に置いた犯人は動物愛護法違反になります。

残念ながら犯人は捕まっていません。

被害が拡大する前に犯人が見つかることを祈るばかりです。

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