私が動物病院でよく耳にした2大症状!下痢と咳

2020年9月20日

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軽く見てはいけない咳と下痢

私が動物病院に勤めているとき、よく耳にした症状があります。

下痢と咳

ちょっとの下痢や咳だと動物病院にいくかどうかって迷いますよね。

でも下痢も咳も、大きな病気が潜んでいるかもしれない、放っておくと死につながるかもしれない厄介な症状なんです。

今日は動物病院でよく耳にした2大症状、下痢と咳についてお話します。

あなたのワンちゃん、猫さんにその症状がみられた時のために、参考にしてください。

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 下痢

多くの子は下痢の症状で動物病院に来ます。

考えられる主な原因は

・内臓疾患

・食物アレルギー

です。

他にも、食べすぎ、拾い食い、ストレスなどいろいろな原因が考えられるので、獣医師としてはなかなか悩ましい症状だと思います。

長く続いているようなら重篤な病気も考えられるので、血液検査をします。

血液検査の結果次第で治療法も変わるのですが、内臓疾患があるような大きな問題もなく、原因もわからなければ、下痢止めの薬が入った注射を打ちます。

(私が勤めていた動物病院では、アレルギー検査は外部の検査センターへ依頼するので、その場の血液検査ではアレルギーの有無が分かりません)

単純に下痢止めの注射ってあるんだ!と思いませんか?

私は思いました(笑)

あるお宅の猫さんが、原因不明の下痢が時々あり、

「また下痢しました」

と注射を打って帰ってました。

何が怖いかって、下痢して食欲が落ちることですからね。

目安として、食欲が落ちたらすぐに動物病院へ連れて行ってください。

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次に多いのが「咳」です。

ほとんど犬に見られます。

主に

・気管虚脱

・心臓病

・ケンネルコフ(主に子犬)

・誤飲

が考えられます。

年齢と状態を考慮して、エコーだったりレントゲン、心電図をとることもあります。

咳をする子を見て、太ってたりプードル・チワワのような気管が細そうな子だと気管虚脱、高齢だと心臓病を疑ったなあ。

獣医師が指示するだろうことを先読みして、動物看護士は動かなあかんのですよ。

心臓病は病気のレベルに合わせて病気の進行を抑える飲み薬、気管虚脱はハーネスへの変更、肥満であればダイエットの支持の後、咳止めの薬が入った注射を打ちます。

ここでまた

「へー、犬にも咳止めの薬ってあるんだ!注射だけど」

と思う青木。

気管虚脱と診断された子は、1~2週間に1回のペースで咳止めの注射を打ちに来てました。

気管虚脱は、早めに病名がわかって対処すると、咳の頻度が変わりますからね。

心臓病も、早めの投薬で病気の進行がぐっと抑えられます。

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犬も猫も下痢は多い

下痢の症状で獣医師が飼い主さんに

「下痢や嘔吐は食べたものが出ているだけではなく、血液中の大事な成分も出してます」

と言っていたのがとても記憶に残っています。

咳も、ただの咳と軽く見ずに、続いて気になるようなら動物病院へ行きましょう。

大事な家族です。

少しの変化も見逃さないで、できるだけ長く健康に暮らしていきましょう!

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