私たち人間がほぼ毎日お風呂に入ってシャンプーをしているように、大切な家族である猫にもシャンプーをしてあげたいと考える方は多いでしょう。
しかし、猫にシャンプーをした後、体調が急変し死亡したという報告があります。
猫にシャンプーは必要ないのでしょうか?
この記事では猫のシャンプーについて解説します。
猫のシャンプーは定期的にすべきか迷っている人はぜひ最後までご覧ください。
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猫のシャンプーでの死亡事故
猫でもトリミングサロンに連れていく人が少数います。一方、猫のシャンプーで死亡したといった事故も耳にします。
猫がシャンプーで死亡する理由は、
シャンプー剤や水温に過剰反応を起こし心臓麻痺を起こしてしまったため
です。
また猫のシャンプーでは、シャンプー剤を舐めてしまい消化器官に影響を与えることがあります。
そのため、猫にシャンプーをする場合は十分な注意が必要です。
猫はシャンプーしなくても病気にかからない
猫はシャンプーしなくても病気にかかりません。理由はグルーミングをするからです。
グルーミングとは猫が自分の体を舐める行為です。グルーミングで体の汚れや毛玉を取り除き、健康を維持することができます。
加えて猫の毛には天然のオイルが含まれています。グルーミングには天然のオイルを均等に分布させ、毛並み改善の役割があります。
このように猫は自分で体を清潔に保てるため、シャンプーの必要性がないのが分かります。
猫が汚れた時は洗っていい?
猫が汚れた時は洗ってもOKです。ただし下記に注意が必要です。
- 猫用のシャンプーを使う
- 水温に気を付ける
- ストレスは最小限に抑える
ひとつずつ確認していきましょう。
猫用のシャンプーを使う
猫に使うシャンプー剤は、猫専用のものを選ぶ必要があります。
人間用のシャンプー剤は猫の皮膚に合わない成分が含まれている場合があるためおすすめできません。
刺激の少ないマイルドなものを選び、シャンプーの時には猫の目や耳に水が入らないように注意しましょう。
水温に気を付ける
シャンプーの際の水温には十分な配慮が必要です。
猫にとっての適温
37度から39度程度
また、シャンプーの後はしっかり乾かしてあげましょう。水分が残っていると風邪をひいてしまう恐れがあるため、乾かし残しがないように注意が必要です。
猫のストレスを最小限に抑える
猫は水を嫌がる動物の一つであり、シャンプーは猫にとってストレスの大きい行為です。シャンプーの際には、猫のストレスを最小限に抑えるように心がけましょう。
猫が落ち着いた状態で行うことが大切です。シャンプーの前にブラッシングなどを行うと猫がリラックスできるためおすすめです。
愛猫のシャンプーがどうしても難しそうならシャンプー以外の方法で対処しましょう。
シャンプー以外の方法
- ブラッシング
- 濡れタオルで汚れを拭き取る など
愛猫に合わせた方法で汚れを落とし、ストレスを最小限にすることが重要です。
シャンプーが必要な猫種
一方でシャンプーが必要な猫種がいます。シャンプーが必要なのは次の種類です。
シャンプーが必要な猫種
- 長毛種
- スフィンクスなどの無毛種
長毛種は毛が長く絡みやすいため、毎日のブラッシングやこまめなシャンプーが必要な場合があります。それを怠り毛玉になってしまうとほぐすのが大変な上皮膚病の原因となるので注意が必要です。
長毛種と正反対の無毛種は、定期的なシャンプーが必要な猫として有名です。毛がない分皮膚を守るため皮脂の分泌が増えます。
放っておくと皮脂が原因で皮膚トラブルとなってしまうため、1週間に一度のシャンプーとシャンプー後の保湿が重要です。
まとめ
猫はグルーミングで自分で体を清潔に保つことができるため、基本的にシャンプーは必要ありません。ただし愛猫が汚れたらシャンプーは可能です。
一方で定期的なシャンプーが必要な猫種は
- 長毛種
- 無毛種
があげられます。
猫にシャンプーを行う場合は、
- 猫専用のシャンプーを使用し
- 猫のストレスを最小限に抑えながら
- 水温に気を配り
ましょう。
シャンプーの事故に注意して行ってくださいね。