猫のしっぽには
・体のバランスを取る
・体を保温する
・感情の表現
の役割があります。
今回は「感情の表現」に焦点を当ててご紹介していきましょう。
猫のしっぽでも犬と同じくらい感情が分かりますので、猫の感情のヒントにしてみてください。
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猫のしっぽ
しっぽをぴんと立てる
猫のしっぽがぴんと立っていたらご機嫌です。
ぴんと立てたしっぽの先が小刻みに震えていたら、さらに上機嫌。
先だけが曲がっていたり、くねくねしていたりしてもご機嫌で、遊びたい、かまってほしいの合図です。
撫でたり遊んであげたり、存分に甘えさせてあげましょう。
しっぽが脱力してゆらゆらしている
リラックスモードです。
飼い主さんの膝の上でくつろいでいたり日向ぼっこしていたり、うとうとしたりしているときなどゆらゆらします。
ただし、抱っこしているときなどに大きくゆらゆらしているときは、そろそろ降ろしてほしいと思っていることも。
リラックスモードの時よりも力が入って大きく揺れます。
しっぽの先端だけをパタパタさせる
寝ているときに名前を呼ぶと、先端だけをパタパタさせて返事をすることがあります。
名前を呼ばれているのは分かっているけど動くのはめんどくさいときなど、このような動きになります。
しっぽが足の間に入る
これは犬にも見られますが、しっぽが足の間に入っているときは恐怖や怯えを感じているときです。
動物病院で診察台に上げられた時に、しっぽが足の間に入る子が結構いました。
また、来客や大きな音、雷でもしっぽが足の間に入る猫もいます。
しっぽの毛が逆立つ
「たぬきしっぽ」です。
しっぽだけなら、遊んでいるときなど興奮してしっぽが膨らむときがあります。
身体の毛も逆立っているようなら威嚇です。 身体を大きく見せることで強く見せているのですね。
しっぽを体に巻き付けている
リラックスしています。
今いる場所に安心している証拠です。
床をたたくように大きくしっぽを振る
イライラしています。
多頭飼いで喧嘩に負けた、嫌なことをしつこくされ続けたときなどの不機嫌な時に見られます。
猫はしっぽの付け根をとんとんしてあげると喜びます。
しっぽがピンと直角に立ったらそこがいいところです。
トントンが好きだったり撫でられる方が良かったり、その子によって様々です。
中にはしっぽの付け根を嫌がる子もいますので、触った時のしっぽの様子で判断してみてくださいね。