【犬の室内飼い】お留守番は何時間まで大丈夫?ケージを使用するメリットや放し飼い留守番の注意点は?

2023年4月21日

犬を室内飼いしていると問題になってくるのが「留守番」です。何時間まで大丈夫なのか気になりますよね。

この記事では「犬の留守番は何時間まで大丈夫なのか」について解説しています。

ほかにもケージを使用した留守番のメリットや、放し飼いでの留守番の注意点もご紹介しています。

愛犬の留守番の方法に迷っている人はぜひ最後までご覧ください。

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犬の留守番は何時間まで大丈夫なの?

成犬であれば最長10時間程度の留守番が可能です。対して子犬だと、生後6ヶ月であれば6時間以内にとどめましょう。

留守番の時間は排泄と食事の回数が関係しています。

成犬の場合

成犬になると排泄を我慢するようになります。ストレスや膀胱炎などの病気にかからないためにも、目安としては6時間程度の留守番にしましょう。長くても10時間までです。

特に外でしか排泄をしない子に要注意です。早急に室内でも排泄できるようなトイレトレーニングが必要となります。

子犬の場合

子犬の場合、できれば生後3ヶ月を過ぎてから留守番に挑戦しましょう。子犬の留守番時間の目安は3ヶ月では3時間、4ヶ月では4時間など月齢と同じ時間です。

当然子犬の留守番では排泄を我慢できないため、うんちや尿まみれになることを覚悟しておいてください。

子犬期は特に親の存在が大切な時期です。急に長時間飼い主さんがいなくなるのは子犬にとって不安で、ストレスも大きくなります。

そのため最初は短時間から留守番を始めて徐々に慣らしていきましょう。

老犬の場合

老犬も成犬と同様6~10時間の留守番はできます。

ただし慢性的な痛みなどの不調があると、それまで平気だった長時間の留守番に不安を抱くようになり

  • 粗相をする
  • 吠え続ける

などの問題行動が見られるようになります。

急な症状悪化も考えられるため、遠隔モニターなどで常に愛犬の様子を確認できるようにしておきましょう。

外出中の愛犬の問題行動に注意

外出中の愛犬の問題行動にも注意が必要です。

飼い主さんと長時間離れることで問題行動が起きる状態を「分離不安」といいます。

強い不安やストレスを感じ、行動に現れます。

分離不安による問題行動

  • 激しく吠える、泣く
  • 室内の家具等を壊す
  • 帰宅後、長時間ベッタリする

分離不安になってしまう原因は様々ですが、生活環境の変化や過去のトラウマ、健康上の問題が挙げられます。また、長期間留守番をさせ続けたり、逆に過保護になりすぎるとリスクが高くなることも考えられます。

改善には環境の改善やトレーニングが必要です。

特に留守番に慣れていなかったり分離不安の状態にある犬をいきなり長時間一人にさせるのは注意が必要です。

  • 最初は留守番を短時間から始める
  • ほかの部屋に隠れて少しの間飼い主さんから離す

など、ゆっくりと順を追って一人で過ごすことに慣れさせましょう。愛犬の気持ちを汲み取りながら留守番させることが何よりも大切です。

お留守番でケージを使用するメリットは?

留守番でケージを使用することで3つのメリットがあります。

1.安全に留守番できる

ケージで過ごすことで思わぬケガや事故を防ぐことができます。

室内での危険ポイント

  • 上からの落下物でケガをする
  • 電気コードを噛む
  • 危険なものの拾い食い

ケージで留守番させることで飼い主さんが見ていないときのケガや事故のリスクを減らすことができます。

2.トイレを覚える

前提として、犬は寝床や食事場所を汚したくないという本能があります。

ケージ内にトイレシートを敷くことで、自然とトイレを覚えます。

3.犬にとって、安心できる場所になる

「ケージ=安心できる場所」と認識させることができます。

安心できる場所があると急な来客や災害時に逃げ込めるため、もしもの際にも役に立ちます。

放し飼いで留守番させる注意点は?

出来ればケージで留守番させる方が安全性は高いのですが、多くは室内を放し飼いにして留守番させています。

ここからは放し飼いでの注意点を3つご紹介します。

1.室温に注意

留守番をさせる時、季節に応じて室内の環境を快適にすることが大切です。

エアコンやペット用のヒーター、冷感マットの活用等で温度調整を行ってください。

犬にとっての適温は23℃~26℃程度なため、室内が快適な温度になるようエアコンの設定温度はこまめに確認するようにしましょう。

2.安全な環境を提供すること

放し飼いで留守番をさせるのであれば危険なものが届かないように環境を見直しましょう。

物の落下や電気コードを噛むことによる感電、食べ物が落ちていれば食べてしまうなど注意が必要です。

入ってほしくない部屋の扉を閉めたりペットフェンスを使うなどで犬の生活空間を分けておくと安心ですね。

3.トイレトレーニングは済ませておく

放し飼いにするのであればトイレトレーニングを済ませておくのは必須条件です。

もしトレーニングが済んでいない状態で留守番をさせなければいけないのであれば、マナーベルトやペット用おむつなどを利用するのも方法のひとつです。

しかし長時間の使用は愛犬のストレスや皮膚トラブルにもつながります。

早急にトイレのしつけを行うようにしましょう。

まとめ

犬の室内飼いでの留守番は成犬だと6~10時間可能なことが分かりました。

いきなり長時間の留守番ではなく、短時間から始めて徐々に慣らしていくと良いでしょう。

できるだけ愛犬に寄り添い、負担がかからない方法で留守番させることが重要です。

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