犬の肉球の豆知識 はみ出た毛をお手入れしない理由はない!

2020年12月16日

犬の足の裏には肉球があります。

猫の肉球はぷにぷに柔らかいけど成犬の肉球は固めですよね。

それには理由があります

肉球の豆知識と肉球のお手入れ方法をご紹介します。

最後までご覧になってください。

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肉球はウサギにはない

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人にはないけど犬や猫にはある肉球。

肉球は「主に陸上で生活する食肉目」の足の裏にあります。

陸生の食肉目はイヌ、ネコ、クマ、パンダ、アライグマ、イタチ、ジャコウネコ、ハイエナの8科だけです。

ヒトは霊長目なので肉球はありません。

手足の形がよく似ているウサギはウサギ目なので肉球はなく、足全体が被毛で覆われています

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犬と猫の肉球の違い

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同じ食肉目なのに犬と猫の肉球は手触りから違いますよね。

その理由はそれぞれの祖先にあると言われています。

犬の祖先はオオカミで雪が降る寒い環境で暮らしていました。

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そのため冷たい地面や雪が積もった地面の上を走らなければいけませんでした。

ザラザラとした肉球が滑り止めであるスパイクの役割を果たしてくれていたようです。

逆に猫の祖先はリビアヤマネコで暖かい地域で暮らしていました。

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そのため猫の肉球は犬ほどザラザラさせる必要はありませんでした。

さらに猫は忍び寄って狩りをするのでザラザラだと音がして獲物に逃げられてしまいます。

そのため柔らかくツルツルとしたままなのですね。

ただし最近は室内飼いの犬も増えてきています。

室内飼いになると固い地面を歩くことが少なく柔らかいままの肉球なことも多いようです。

肉球の役割

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ヒトにはない犬や猫の肉球。

そんな肉球の役割をご紹介していきます。

クッション機能

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人も犬や猫も足先に全体重がかかります。

人は靴のソールで膝や腰に負担がかからないように調節します。

犬や猫は肉球で関節や骨にかかる衝撃を和らげます

人で言う靴の代わりですね。

特に猫がジャンプして着地する時に音が静かなのは肉球が衝撃を吸収しているからなのです。

地面の温度から体を守る

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猫よりも犬の肉球の方が分厚いですよね。

先祖が寒い地域で暮らしていた犬の肉球は地面からの熱を感じにくいようです。

そのおかげで多少温度が高い地面を歩いてもやけどしないようになっています。

逆に雪が降るような寒い日でも元気に走り回れるのはこの肉球のおかげです。

体温調節

人間は汗をかいて体温調節をしますが犬はハアハアとパウンティングして熱を外に逃がそうとします。

パウンティングで熱が逃げきれない場合には肉球が汗をかいて体温調節をします。

ちなみに猫も肉球から汗をかきますが先祖が暑い地域で生きていた猫は犬よりも暑さに強いと言えます。

肉球のトラブル

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歩く時には必ず地面と接している肉球ですのでトラブルが起きることもあります。

やけど

肉球のおかげで熱を感じにくいとはいえ真夏の高温のアスファルトや砂浜などではやけどを起こすこともあります。

足の裏が真っ赤になっていたり腫れている、水ぶくれがあるなど見られたらすぐにでも冷やして動物病院へ連れて行ってあげてください。

指間炎

濡れたまま放置したり傷ついたりしていると犬が患部を気にして舐めます。

それを繰り返すことにより汚れが付着して炎症を起こします。

それが指間炎です。

肉球の間の皮膚に赤みがあったり脱毛がみられる場合などは動物病院へ連れていきましょう。

炎症を抑えたりかゆみがある時にはかゆみ止めなどの治療が必要になります。

肉球のケア

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肉球クリーム

肉球は体重が一番かかる部分です。

毛にも覆われていないので乾燥してひび割れを起こすこともあります。

たまに肉球クリームでお手入れしてあげることをお勧めします。

方法は簡単で肉球クリームを親指で塗り込んであげるだけです。

肉球の保湿とマッサージに加えて犬とのコミュニケーションも取れますよ。

はみ出した毛のカット

毛の長い種類の犬や猫など肉球の間から毛が伸びてきます。

毛が伸びると

  • 体温調節がうまくできなくなる
  • 蒸れて指間炎になりやすくなる
  • 室内で滑って関節に負担がかかる

などトラブルに見舞われりこともあります。

肉球から毛がはみ出ている場合にハサミやバリカンなどでお手入れをしてあげましょう。

やり方は難しくなくはみ出た毛をハサミで切るかバリカンを入れてあげるだけです。

もし自分で出来ないようであればトリミングサロンやトリミングを行っている動物病院でもしてもらえるので相談してみてください。

最後に

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肉球は人の靴の代わりというだけあって全体重を預ける大事な部分です。

骨や関節を傷めないための重要な箇所ともいえるでしょう。

室内だからといってないがしろにせずに肉球の間にある毛もお手入れしてあげてくださいね。

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