猫が毛布などをふみふみしながら吸う仕草を見かけたことはありますか?
子猫によく見られるこの行動ですが何を表しているのでしょうか。
そこで今回は猫がふみふみしながら吸う仕草の理由をご紹介していきたいと思います。
あまり知られていない原因もあるんです。
最後までご覧ください。
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ふみふみする仕草は何を表している?
猫がふみふみする仕草を『ミルクトレッド(milk tread)』や『ニーディング(kneading)』と言います。
『トレッド(tread)』は踏む、『ニード(knead)』はこねるという意味です。
子猫によく見られますが成猫でもこの仕草をする子もいます。
ふみふみは何を表しているのかご紹介します。
お腹がすいたアピール
ミルクと名が付くことから想像できるように、この仕草は子猫がお母さんの母乳を飲むときに行います。
母乳を飲んでいるときにおっぱいをふみふみすることで母乳の出を良くするためです。
このことから本能的に「ふみふみするとお腹が満たされる」と感じるのでしょう。
飼い主さんをお母さんだと思ってお腹がすいたアピールをしているのですね。
ふみふみしながら毛布やブランケットなどを吸うのもその名残だと思われます。
甘えている
この仕草は子猫が母猫に対して行います。
お家で飼っている猫が飼い主さんのお腹や太ももなどでこの仕草をしているのなら、それは飼い主さんを信頼している証拠!
子猫が飼い主さんを信頼し「自分を受け入れてくれる存在」として安心して甘えているというわけです。
それは成猫になっても変わりません。
「うちの子、大人になってもまだふみふみしてるんだけど…」などと心配する必要はないんです。
飼い主さんを信頼している証として存分に甘やかしてあげてくださいね。
眠たい
眠たい時にもふみふみを見ることがあります。
この時には飼い主さんのお腹や太ももなど体にふみふみします。
眠くなってまどろんでいるときに母猫に甘えていた時の記憶がよみがえるのかもしれません。
飼い主さんを慕って安心しているということですね。
交尾の練習
生後4か月くらいのオス猫がぬいぐるみなどにまたがりふみふみすることがあります。
この仕草を『マウンティング』と呼び、交尾の練習です。
ふみふみしながらぬいぐるみを吸う仕草も見られます。
これは成長過程の一環です。
「大人になっているんだな。」と温かい目で見守ってあげましょう。
ふみふみするのは他にも原因がある!
見てて可愛いふみふみですが、実はあまり知られていない原因があります。
猫がふみふみする時には不安やストレスが関係しているケースもあるんです。
毛布やウール生地などを吸ったりかじったりしながらふみふみすることから『ウールサッキング』と呼ばれます。
『サッキング』とは『吸う』という意味です。
ふみふみする仕草には猫を落ち着かせる効果があります。
何らかのストレスや不安があり自分を落ち着かせようとしているのです。
また寂しさを紛らわせるための行為とも言われています。
対処法
・安心できる環境づくり
・おもちゃで遊んであげる
ウールサッキングでは吸ったりかじったりするため布を食べてしまい誤食の恐れもあるので注意が必要です。
痛みを伴う疾患が原因のストレスなどのケースもありますが、多くはただ遊んでいるだけで異常ではないようです。
しっかり観察しておかしいなと思ったら動物病院に相談してみてもいいかもしれませんね。
まとめ
子猫がふみふみしながら毛布などを吸う仕草は可愛いですよね。
この仕草は
- お腹がすいたアピール
- 甘えている
- 眠たい
- 交尾の練習
の時に見られます。
あまり知られていない原因にはストレスや不安が関係しているものもあります。
もし今までふみふみしていないような子がある日突然始めたら、何か不安やストレスがあるのかもしれません。
環境など原因を考えて対策が必要です。
猫のふみふみはその時の感情を表しています。
それを理解できるともっと絆が深まること間違いなしでしょう。
この記事を役立ててくださいね。