犬が日向ぼっこをするのはメリットがあった!時間はどれくらい必要?

2021年9月28日

昔は外で犬を飼う人が多かったため、犬は日向ぼっこを長時間していました。

しかし最近では室内飼いが主流。

泣き声などのご近所トラブルなども関係することから大型犬でも室内飼いしているお宅が増えています。

青木家のラブラドール
青木家のラブラドール
ボクもお家の中だよ!

昔より日向ぼっこをする機会が少なくなってしまったのですが、犬に日向ぼっこはさせた方がいいんです!

そこで今回は犬に日向ぼっこをさせるメリットと必要な時間をご紹介します。

室内で日向ぼっこをさせる方法も参考にしてくださいね。

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犬が日向ぼっこをするメリット

犬が日向ぼっこをするメリットは3つあります。

セロトニンの分泌

セロトニンとは別名『幸せホルモン』。

ホルモンと名が付くものの神経伝達物質です。

日向ぼっこをすることでセロトニンが分泌されストレス緩和に効果を発揮します。

同時に散歩をするとセロトニンの分泌は活発に。

またセロトニンはメラトニンの生成にも深いつながりがあります。

このメラトニンとは夜の眠りをつかさどる睡眠ホルモン。

メラトニンが分泌されると夜の眠りが深くなると言われています。

皮膚の殺菌

日向ぼっこをして浴びる紫外線には殺菌効果があります。

適度な日向ぼっこで雑菌やカビなどから皮膚を守ってくれます。

皮膚病の予防やノミやダニの殺菌効果も期待できますよ。

ビタミンDの生成

ビタミンDは丈夫な歯や骨を作るために大事な栄養素です。

犬は体内でビタミンDを生成することができません。

そのため食事からビタミンDを摂取する必要があります。

食事での不足分を補うため日向ぼっこでビタミンDを生成します。

注意

犬が日向ぼっこで生成するビタミンDは人と比べると“ない”とされています。

人によっては見解が異なり「犬も日向ぼっこからビタミンDを生成する」との意見もあります。

青木
青木
私が勤めるショップの子犬はクル病(骨が変形する病気)にかかったことがあったけど、日向ぼっこを定期的に行っていたら骨が正常になったの!

どれくらいの時間日向ぼっこさせたらいいの?

日向ぼっこの時間は15分~30分程度がいいと言われています。

日中散歩に出かける人はそれだけでOKですね。

時間は季節や時間帯、場所や愛犬の皮膚の状態にもよります。

短時間でも効果があるので飼い主さんも一緒に日向ぼっこを楽しむ気持ちで楽に外出しましょう。

室内で日向ぼっこをさせる方法

仕事などの都合から日中は散歩に出かけることができないお宅もあると思います。

そんな時は室内で日向ぼっこをする方法もあります。

室内で日向ぼっこをする場合は光を通すレースカーテンのみにしてあげましょう。

レースカーテンでも十分日向ぼっこができます。

飼い主さんが出かける前までは意図的に太陽の光が入るように工夫するのも効果的です。

愛犬がひとりで留守番する時にはいつでも日向ぼっこができるような環境だといいですね。

洗濯物を干すときに愛犬も日向ぼっこ

飼い主さんが洗濯物を干す時外に出ますよね。

その時一緒に愛犬も外に出してあげると日向ぼっこができます。

洗濯物を干し終えても追加で5分程度日向ぼっこをさせるなどの工夫で、愛犬にとって多くの効果を期待できます。

日向ぼっこをするデメリット

日向ぼっこにはデメリットも存在します。

皮膚トラブル

一度に大量の紫外線を浴びると犬も日焼けします。

紫外線の量は多くなくても長期にわたって浴び続けるとシミやしわ、皮膚炎などの皮膚トラブルを起こしやすくなります。

また皮膚がんの要因として紫外線が影響していると考えられているようです。

特に皮膚がんで多く見られる『扁平上皮がん』は紫外線が多く当たる場所に発生しやすく、紫外線が当たっているところの方が炎症もひどいことが分かっています。

ただしすべての犬に紫外線が悪さをするわけではありません。

犬の体は被毛で覆われています。

被毛は紫外線や外気温から犬の体を守る役割を持っています。

つまり紫外線の影響を受けやすいのは

・シングルコートの犬種:特にマルチーズ、ヨークシャーテリアなどは毛が細く密集度が低い

・短毛種:チャイニーズ・クレステッドドッグや、アメリカン・テリアなどのヘアレスドッグ

なのです。

白内障の原因

紫外線を浴びすぎると『白内障』になる可能性があると言われています。

犬が紫外線の影響をもっとも受けやすいのが目です。

人よりも犬の水晶体は紫外線を通しやすいようにできています。

そのため紫外線を多く浴びると目にダメージを受けてしまいます。

その結果白内障の症状を引き起こしたり悪化させたりしてしまいます。

日向ぼっこの時間には注意が必要です。

まとめ

今回は犬が日向ぼっこをするメリットと必要な時間についてご紹介しました。

メリット

・セロトニンの分泌

・皮膚の殺菌

・ビタミンDの生成

必要な時間

15分~30分程度でOK

日向ぼっこさせる季節や時間帯、愛犬の状態にも異なりますが、日向ぼっこをさせる時間には注意が必要です。

デメリットもご紹介しているので「日向ぼっこは恐ろしいもの」だと思われるかもしれません。

あくまでも可能性のお話です。

それよりも日向ぼっこをしないことの方がデメリットが大きいと感じます。

何より日向ぼっこをしながら気持ちよさそうに寝ている愛犬は可愛いじゃないですか。

それを眺める飼い主さんにも幸せ物質『セロトニン』が分泌されてダブルハッピーですね。

寒くなる季節には愛犬と日向ぼっこで心も体もぽかぽかになりましょう!

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