アクアリウム

金魚の飼い方のポイント。夏の水温の下げ方

2021年3月22日

日本の夏の風物詩と言われる金魚。

夏祭りの出店でも金魚すくいがあります。

せっかく家族になった金魚ですが、夏の暑さで弱らせたくないですよね。

そこで今回は夏場の金魚の飼い方をご紹介します

もちろん金魚だけでなく他の水槽でもできます。

最後までご覧ください。

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夏の水槽水を下げる方法

水槽内の水が高温になってしまったら今までの飼い方でも金魚が弱ってしまいます。

水温は28℃までに抑えるのが理想です。

だからと言って慌てて氷をぼちゃんはNG

一時的に水温が下がってもまた上がってしまい、急な水温変化に金魚が付いていけません。

金魚に負担をかけずに水温を下げていく方法をご紹介します。

水槽用ファン

水槽上部に取り付ける、いわば扇風機です。

水面に風を当て気化熱で水温を下げます。

安価に購入できて水設置も簡単です。

見た目もコンパクトで水槽内に何かを入れるわけでもないのでレイアウトの邪魔をしません。

もちろん金魚が当たってけがをする心配もなし。

ただし冷却効果はあまり高くなく、高水温にはならないかな程度。

私の水槽では夏場30℃を切ることはありませんでした。

さらにはファンが回る音が多少大きめです。

夏場にとりあえず安く金魚水槽の水温を少しでも下げたい飼い方の人向けです。

水槽用クーラー

温度設定もでき確実に水槽の水温を下げたいならこれ。

フロンガスで気化させて水温を下げる仕組みです。

冷却効果は間違いありませんが、何より高価なものが多いです。

加えて設置が少々面倒で本体も大きいので置く場所を確保する必要があります

冷やした飼育水をもとの水槽に戻す作りなので水槽内に二本のホースが入ることになり、レイアウトの邪魔にもなります。

小さな水槽だと金魚が当たってけがをする場合もあります。

大きめの水槽で夏場の金魚水槽を確実に冷やしたい方向けですね。

室内用クーラー

お部屋のクーラーを使って金魚水槽を冷やす方法もあります。

こちらは小さな水槽だと水温も下がりやすいのですが大きくなると下がりにくくなります。

さらには一日中つけっぱなしにしておかなければいけないので電気代が上がるでしょう。

クーラーはいつもつけていて涼しいところで金魚を眺めて飼いたい方にはおすすめです。

扇風機

わざわざ水槽用の冷却ファンを買いたくないという方には扇風機が代用できます。

冷却ファンと同じく気化熱で水温を下げるので水面に風が当たらなければいけません。

扇風機が水面に当たる場所に水槽があれば大丈夫です。

扇風機も冷却ファンも室内用クーラーと併用すれば冷却効果が上がります。

ただし水温の下げ過ぎには注意しましょう。

水替えの回数を増やす

物理的に冷やすだけでなく、酸素供給をする意味合いもあります。

水温が高くなると水槽内の微生物も活動も活発になり多くの酸素を必要とします。

夏場の金魚の飼い方が今までと変わってくるのは酸素不足になりやすくなるのも理由の一つ。

水替えの回数を増やすことで水温低下と酸素を補うことができます。

気を付けてもらいたいのは水替えの量です。

急に大量の水替えをしてしまったら金魚は水質の変化に耐えられません。

一回の水替えは普段より少なめで数回に分けて水替えしましょう。

金魚は高温に耐えれるけど・・・?

一般的に金魚は高温にはそこそこの耐性があると言われます。

水温33度までは普通に飼育することが可能なんだそうです。

しかし夏場飼育水が高温になると他の問題が発生します。

まず先述した酸欠問題

金魚や微生物の活動が盛んになり酸素を多く取り込むようになります。

水替えの回数など今までの飼い方では酸素が足りなくなってしまいますよね。

酸素が足りなくなると今度はアンモニアを分解するバクテリアの活動が弱くなります。

そうなると有機物や食べ残しが分解されなくなり水質が悪化

活動量が増えて体力が消耗した金魚が病気になり酸素不足で最悪死んでしまいます。

夏場の悪いサイクルはそのようにして出来上がります。

そこでできるだけ水温を下げて金魚と微生物の活動を抑えていくのです。

金魚の体力の消耗を抑えるだけではなく水質を守るためにも大切ですね。

まとめ

今回は夏場の金魚の飼い方のポイントをご紹介しました。

夏場はとにかく飼育水を下げなければいけません。

飼育水が高温になる

金魚と微生物の活動が盛んになる

酸素が不足する

バクテリアが酸素不足で活動低下

バクテリア不足で水質悪化

金魚が病気に

この悪循環のシステムは覚えておいてください。

夏場に金魚の飼育水の水温を下げるのは結構大変です。

温める方が断然楽だと思います。

今回の記事を参考にした飼い方で夏の風物詩・金魚を楽しんでください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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