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金魚の尾びれの水ぶくれ
前回、mix琉金白の尾びれの血走りについて記事を書きました。↓
金魚の転覆病!沈んで尾びれが充血したオランダシシガシラ - ペットのあれやこれや (marikopet.net)
血走り中に、実は水ぶくれも併発。
この水ぶくれ、血走りとはまた別ものです。
血走りが原因で発症したものではなく、これもまた、水替えをさぼった代償です。
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尾びれの水ぶくれの正体
水ぶくれの正体は、水中に溶け込んでいる
『酸素』または『窒素』
が過剰になった場合、金魚の血管内で気化し、気泡となってしまったものです。
酸素が原因のガス病を「酸素ガス病」、窒素が原因のものを「気泡病」と呼んでいます。
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水中の酸素と窒素が過剰になる原因
酸素の過剰の原因は
・多数の水草や藻類が存在
・能力が高いエアレーションを使用してる
ことです。
通常であれば、水温の上昇に伴って溶け込めなくなった酸素は空気中に逃げていくのですが、水草や藻類が多かったり、微細な気泡を作る能力の高いエアレーションによってたくさんの酸素が添加された結果、飽和状態になることがあります。
窒素が過剰になる場合は、メンテナンスが行き届いていない環境だと発症リスクが上昇します。
飼育水中の硝酸塩など、硝酸性窒素の濃度が高い富栄養化した環境だと、窒素が過剰になりやすいです。
フィルターの掃除をせずにフィルター内部が蓄積した汚れで嫌気的な環境になっていたり、高水温時に水換えをほとんど行わなかったりすると罹患するリスクが激増します。
酸素ガス病も気泡症も、気泡が発生しやすい場所は眼球や頭部、エラやヒレなどで、体表に気泡が発生するとその場所はやがて穴が開いてしまいます。
もし血管内に発生すると血管を詰まらせて体組織の壊死などを引き起こします。
我が家の対策は、まず水替えを定期的に行いました。
そして、外掛けフィルターと2つのエアーフィルターを設置していたので、エアーフィルター2つを取り除き、外掛けフィルターから、ろ過能力の高い外部フィルターへ変更しました。
エアーフィルター↓
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外掛けフィルター↓
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外部フィルター↓
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ロカボーイもプロフィットフィルターも、どちらもいい商品です。
いろんな水槽でそれぞれ働いてくれています。
もしかしたらロカボーイ×2が原因ではなかったかもしれませんが、可能性があるものは削除する意味合いで取り外しました。
そうなると、60㎝水槽でプロフィットフィルターはろ過能力が弱く、一つで60㎝水槽を賄える外部フィルターに交換となったわけです。
尾びれに水ぶくれができた金魚のその後
尾びれの水ぶくれは破れてしまいました。
二次感染を危惧しましたが、白金魚の体力が勝り、今は破れて避けた尾びれを再生しつつあります。
二度目の水ぶくれは許されません!
皆さんも水替えはサボらず、定期的に行いましょうね。
金魚のヒレが黒くなった、熱帯魚に関することなどアクアリウムの記事はこちら