飼いやすいカエルで人気急上昇中のイエアメガエル。
ツリーフロッグ(樹上性のカエル)であることは知られているのですが、レイアウトはどうするのがベストなのでしょうか?
そこで今回はイエアメガエルのレイアウトをご紹介します。
この記事では
- イエアメガエルにおすすめの飼育容器
- レイアウトに適した床材
- 植物や樹木のベストな配置
が分かります。
レイアウトに迷っている人は参考にしてみてくださいね。
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イエアメガエルのおすすめ飼育容器
イエアメガエルには爬虫類用の飼育容器がおすすめです。
我が家はイエアメガエル1匹でこのタイプ。
おすすめする理由は
①フタにロックがかかる
②前面が開いてお世話がしやすい
からです。
それぞれ解説していきます。
①フタにロックがかかる
イエアメガエルは手足に吸盤があり高いところまで登れます。
飼育容器のガラス面も登ります。
そのため飼育容器にはフタが必須です。
フタもただ乗せていればいいというわけではなく、ロックがかかるものか上に重りを乗せないと自分でこじ開けてしまい脱走します。
また配線のせいでフタと飼育容器に出来るすき間にも注意が必要です。
上陸したてのイエアメガエルは小さいため、ちょっとの隙間でも簡単に脱走できます。
ちなみに主が魚水槽で飼育していた際、油断してこのすき間から脱走させた経験があります。
爬虫類水槽であれば配線用の穴があるので、そこに通せばフタのロックもできてすき間の心配もなくなります。
もちろんロックが出来れば爬虫類水槽でなくても構いません。
下記のようにロックができるタイプのフタがあれば、魚用の水槽でも安心です。
ただし枠付き水槽限定ででサイズもしっかり合わせないとロックが出来ないので注意が必要です。
②前面が開いてお世話がしやすい
実際主が爬虫類用の飼育容器に変えて一番驚いた点です。
大した違いはないと思われるでしょう。
イエアメガエルのお世話といえば飼育水交換とエサですよね。
魚用の水槽で上から水容器を取り出す時、レイアウトで植えていたポトスに引っかかってしまい何度も抜いては植えるを繰り返していました。
前面開きだと水容器が取り出しやすいんです。
また、エサを与えるためにイエアメガエルを飼育容器から出す時にも出しやすいです。
これらの不便さを感じていない人は魚水槽でもイエアメガエルを飼育することはできます。
しかしさすが爬虫類専用の飼育容器といったところでしょうか。
使い勝手はものすごくいいです。
お世話しづらいと感じている人にはぜひ爬虫類専用の飼育容器をおすすめします。
イエアメガエルに適した床材
イエアメガエルは基本的に70%以上の湿度が必要な生き物です。
そのため初心者であればソイルを敷き、ソイルがかぶるくらいの水を張ることをおすすめします。
そうすれば常時70%以上の湿度は確保できるでしょう。
ソイルは爬虫類用、熱帯魚用どちらも使えます。
我が家では直にポトスを植えているため、熱帯魚用のソイルにかぶるくらいの水を張っています。
そうするとポトスの水やりも忘れないし、さらにはソイルや水中に発生する微生物がフンを分解してくれるので掃除の手間が省けるんです。
自然ってすごいですね。
ただしイエアメガエルは乾燥に強いと言われているので、乾燥具合をチェックして霧吹きができる人であればドライな低床材でも大丈夫です。
そのような場合には植物は鉢のままで入れるか、イミテーションの観葉植物を入れます。
生きた植物を入れる場合には水やりも忘れないようにしなければいけません。
めんどくさがりな人はソイルに水を張ってポトスの直植えがおすすめです。
ベストなレイアウトの配置
爬虫類水槽を準備しソイルに水を張ってポトスを直植えするところまで決まりました。
問題はレイアウトです。
目標としては
イエアメガエルの生息地に出来るだけ近づけること
です。
参考例①
自然界のイエアメガエルは森の樹上の濡れた葉や地上の草など雨水がたまる場所にいます。
そのため樹木とイエアメガエルが休めるくらいのサイズの葉が必要だということが分かります。
個人的にポイントは「登りやすいレイアウト」だと考えます。
イエアメガエルは吸盤があるためガラス面でもくっついて登ることができます。
しかしあまり上手ではありません。
大きな体が邪魔するのか動きはゆっくりで、上手くいかないと落ちる光景も見かけます。
そのため葉を階段状にして登りやすくするんです。
当然階段のようにきれいな段にはなりませんが、葉と葉の間を渡りやすい距離で上下に配置してできるだけ動きやすくします。
樹木や100均の突っ張り棒を利用すると上手くいきますよ。
下から上へ登る時、樹木は足場、突っ張り棒は補助の役目を果たしてくれます。
突っ張り棒はこれから伸びてくるポトスを巻き付けることもできますね。
ちなみにイエアメガエルの安置は奥の大きな葉です。
実はこの葉と樹木は瞬間接着剤でくっつけて固定しています。
そうすることで安定感ができます。
瞬間接着剤はイエアメガエルの体に触れると危険なので葉の裏につけるようにしましょう。
また瞬間接着剤を使用する場合は完全に乾いて匂いがなくなるまではイエアメガエルを入れないようにします。
イエアメガエルの健康に被害が出ないよう細心の注意を払ってください。
参考例②
足場の樹木にポトスを巻き付けたレイアウトです。
ポトスの葉が下から上に並んで階段の役割を果たしています。
無駄がないシンプルレイアウトですね。
イエアメガエルの安置は樹木が曲がったところのようです。
時々下に配置された大きな植物の葉の上にいることもあり、好きな場所で休めるようになっています。
参考例③
こちらのレイアウトは二股になった樹木の形を最大限に活かしています。
足場の樹木がちょうどいい角度なため植物がなくても移動しやすいですね。
そのため植物は色を添える程度です。
このように樹木の形を活かすレイアウトでも逆にワイルドで精悍な雰囲気が出ます。
まとめ
今回はイエアメガエルのレイアウトについてご紹介しました。
イエアメガエルにはいろいろなレイアウトが楽しめます。
まずは基本を押さえた飼育経験者のレイアウトを参考にすると失敗が少なくて済むかと思います。
慣れてきたら自分だけのアレンジを加えるとあなただけのレイアウトができますよ。
イエアメガエルの健康状態に気を付けながらレイアウトを楽しんでくださいね。