『水草その前に』というアイテムを知っていますか?
水草に付着したスネールやプラナリア、残留農薬を除去してくれる便利グッズです。
薬剤を溶かした水に10分漬け込んだらトリートメント終了なので時短にもなります。
ただしこの『水草その前に』は薬品なので注意が必要なんです!
そこで今回は『水草その前に』の注意点をご紹介します。
デリケートなエビ水槽に入れる水草で使用する際のポイントも教えちゃいますよ。
最後までご覧ください。
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『水草その前に』を使用する注意点とは?
スネールやプラナリアだけでなく残留農薬までも除去してくれる便利な『水草その前に』。
説明書通りに使用したのに「水草が茶色くなった」、「エビが全滅した」という気になる口コミを見つけました。
それぞれ確認していきましょう。
葉が柔らかい水草は注意?
水草が茶色くなったという人はある程度見かけます。
「葉が柔らかい水草が主に枯れかけた」や「マツモが枯れた」というコメントがありました。
マツモに関しては時期が冬だったことから水温が低かったのかもしれません。
因果関係は明らかにされていませんが、一定数「枯れた」という人がいるのは間違いないでしょう。
柔らかめの葉やお気に入りの水草であれば『水草その前に』に漬け込む時間を短めの3~5分にするといいですね。
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使用後はエビの影響も考えてしっかり水洗いすること!
先述しましたが『水草その前に』はスネールやプラナリアなどの害虫を除去してくれる薬品です。
そのため『水草その前に』が残っていても水質に影響が出てしまいます。
特にデリケートなエビは少しでも残っていると全滅の危険性が!
水洗い後さらに水に漬け置きしておくなどの手を加えると安心です。
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『水草その前に』がスネールを除去できるのはなぜ?
水草その前にの成分は『焼成Ca』となっており、園芸などに用いられる消石灰と同じ成分です。
この焼成Caが水と混合すると急激にアルカリ化する化学反応を利用して水草の付着物を除去します。
アルカリ化された水の中にスネールが付着した水草を入れると大人のスネールは剥がれ落ちます。
産み付けられたスネールの卵は孵化する前の卵の状態で除去されるという仕組みです。
水草その前に 説明
水草表面の不純物の除去に!
水草表面の残留農薬、付着生物(貝の卵など)、腐敗菌などの汚れを落とします。
除去率
カーパメイト系農薬:90%、有機塩酸系農薬:70%、有機リン系農薬:43%、その他腐敗菌・付着物の除去
内容量(約)
1g(2L用)
使用方法
本品を2Lの水道水に溶かし、水草を10分間浸してください。
10分経過しましたら水草を水道水でよくすすぎ、本品の溶解液を洗い流してから植えてください。
ご注意
※子供の手の届かない所に保管してください。
※万が一、本品が目や喉の粘膜に付着した場合は多量の水で洗い流してください。
※「水草 その前に」のご使用の際、グレートモスなど一部の透明系の水草は葉が溶ける可能性があります。
またウィローモスなどモス類では様子を見ながら使用し、長時間浸けおいたままにはしないでください。
まとめ
今回は『水草その前に』の注意点をご紹介しました。
スネールやプラナリア、残留農薬を除去してくれる便利なアイテムですね。
使用後はエビの影響を考えてしっかり水洗いしましょう。
薬品ですので使用上の注意を守ってくださいね。