猫のマーキング行動は飼い主にとって困りごとの一つです。
マーキング対策にオムツは使用できるのでしょうか?
この記事では
- 猫がマーキングをする理由
- 猫のマーキング対策
について解説します。
猫のマーキングに困っている人はぜひ最後までご覧ください。
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猫にオムツは可能
マーキング対策として猫にオムツを着けることは可能です。
猫用のオムツも販売されていますので、サイズを確認して選びましょう。
高齢や病気の際などで使用されるオムツですが、猫にとってはストレスを感じるケースが多くみられます。
そのため長時間の使用は避けましょう。一時的な手段として考えてください。
避妊・去勢手術や環境の改善など、適切な対処法を探ることが重要です。
注意ポイント
オムツの交換は頻繁に行いましょう。放置してしまうと皮膚が蒸れてかぶれてしまいます。
またあまりにも猫が嫌がる場合には使用を中止してください。
猫がマーキングをする理由は?
猫がマーキングをする理由はさまざまですが、代表的な理由として3つあげられます。
- 発情期
- テリトリー争い
- ストレス
原因を知って対策を立てましょう。
理由1.発情期
発情期になると
他の猫に自分の存在や繁殖能力を示すため
マーキングを行います。
発情期のマーキング対処法は、避妊・去勢手術が有効です。
生殖器疾患を防ぐためにも、子供を産ませる予定がなければ早めに手術を受けておきましょう。
理由2.同居猫とのテリトリー争い
多頭飼育の場合、テリトリー争いがマーキングの原因になる場合があります。
同居猫とのテリトリー争いに対処するためには、以下の対策が有効です。
対策
- 各猫に十分なスペースとプライベートな場所を提供する。
- 猫が適切にトイレを使用できる環境を整える。
- 猫同士のストレスを軽減するために、遊びや食事の時間を分ける。
猫の多頭飼育の場合、適切なトイレの数は飼育頭数+1といわれています。
場所もできるだけ離して、排尿中に邪魔が入らないよう数や場所を配慮しましょう。
それぞれのテリトリーを干渉させないことが大切です。
理由3.ストレス
猫はストレスでもマーキングをするケースがあります。猫がストレスを受けている原因を調べてみましょう。
考えられる原因
- 環境の変化
- 大きな音
- 食事やトイレの変化
- さみしさ
- 移動や外出
結婚や出産で家族が増えるのも環境の変化です。工事などで日常的に大きな音が聞こえてこないかも注意しなければいけません。
また野生の猫が単独行動をするため、あまり構わなくても良いと勘違いしている人を多く見かけます。
猫は案外寂しがり屋なため、飼い主さんとのコミュニケーションや遊びが必要です。
場合によっては獣医師に相談しても良いでしょう。猫のストレスは放置すると飼い主さんへの攻撃行動にもつながりかねません。
原因を知って対策することが重要です。
オムツ以外の対処法
オムツは便利ですが愛猫の皮膚の状態などを考えると、いつまでもそのままというわけにはいきません。
オムツ以外でマーキングに対処しましょう。
オムツ以外の対処法
- 避妊・去勢手術
- トイレシーツ
- アルミホイル
避妊・去勢手術は、受けていない猫がかりやすい「子宮蓄膿症」や「前立腺疾患」などの予防に最適です。
万が一脱走した時のことを考えても、これらの手術をおすすめします。
①避妊・去勢手術を受ける
手術を受けると性ホルモンの分泌が抑制され、猫のマーキング行動が軽減されます。手術のタイミングや手続きについては獣医師と相談しましょう。
避妊・去勢手術は健康面や繁殖の問題にも大きな効果があり、できるだけ早めに受けておきましょう。
②トイレシーツを張る
マーキング行動がよく見られる場所にトイレシーツを敷く方法です。
縄張り目的のマーキングだと、同じ場所にマーキングを行う習性があります。あらかじめシーツを張っておけば交換も簡単です。
壁などにマーキングをする猫に効果があります。
③アルミホイルを使用する
猫のマーキング対策にアルミホイルも効果的です。
方法は、マーキングをする場所の下にアルミホイルを敷くだけ。
家にあるものなので手軽に対策ができます。
参考猫のマーキング対策にはアルミホイルが最適!使用方法と嫌がる理由について解説
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まとめ
猫のマーキング対策としてオムツを利用しましょう。一時的な手段ではありますが、飼い主さんのストレスは緩和できます。
出産させる予定がないのであれば、避妊・去勢手術が最も効果的です。マーキングや繁殖予防だけでなく、生殖器疾患防止もできます。
猫のマーキング行動の理由に合わせて適切な対策を行い、飼い主と猫の快適な生活を実現しましょう。