猫ってモフモフしてて抱っこしたくなっちゃいますよね。
でも抱っこした猫の爪が伸びていたら刺さって痛い!
人や他の猫をケガさせないためにも切ってあげなくてはなりません。
猫の爪切りは不安だなとか深爪したらどうしようと思っている方のために、今回は猫の爪切りの方法と深爪した時の対処法をご紹介します。
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猫の爪はどこまで切ればいいのか?
犬も猫も、人間と違って爪に血管が通っています。
猫は透明な爪の子が多いので分かりやすいです。
まずは猫の爪を見てみてください。
猫の指先から爪の先に向かってピンク色に見える部分があると思います。
それが血管です。
血管を切ってしまうと血が出るので、切る長さは血管より手前までです。
血管ギリギリで切ると
「血管切ってた!」
なんてこともあるので、余裕を持って切りましょう。
猫の爪の血管は目視できるよりも案外長かったりします。
プロですとギリギリまで切ってくれますが、自宅で切るときには尖っている先の部分だけにとどめておいてください。
この血管を切ってしまうと痛みを伴います。
痛みを伴うと二度と爪切りをさせてくれなくなる場合もあるので深爪しないように気を付けましょう。
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もし深爪して血が出ちゃったら・・・
深爪して太い血管まで切ってしまうと結構出血します。
猫は痛がって興奮しているかもしれません。
飼い主さんは焦るかもしれませんが落ち着いて止血しましょう。
出血部を抑えて止まるのを待つ
深爪しすぎて切ってしまった先端の出血部を抑えてください。
「圧迫止血」と言います。
バイ菌が入らないように清潔なガーゼかティッシュで圧迫します。
小さい血管からの出血なら2~3分圧迫すれば止まります。
止血剤を使う
さらに深爪しすぎて抑えても血が止まらないことがあります。
ティッシュがみるみる血で赤くなったり圧迫を解いたらじわーっと血がにじんだり・・・。
そういう時は止血剤を付けて同じように出血部を圧迫します。
ただしこの止血剤は傷口を焼いて止血する薬なので痛みを伴うこともあるようです。
しかし5~10秒くらい圧迫するだけで止血できます。
止血剤がないときは小麦粉で代用
深爪したのに止血剤がないときには小麦粉を使う方法もあります。
指で一掴みの小麦粉を出血部にあてて圧迫します。
小麦粉がかさぶたのように固まって血を止めてくれます。
どうしても止まらないときは動物病院へ
それでも止まらない場合は動物病院へ行きましょう。
移動中も出血部を圧迫してください。
深爪後は猫の様子に気を配ること
止血も終わってホッとするかもしれませんが、その後の猫の様子に気を配っておいてください。
足を引きずっていたり歩きづらそうにしていたりしていたら、もしかしたらバイ菌が入ってしまったのかもしれません。
化膿する恐れもあるので動物病院へ連れていきましょう。
猫の爪とぎで爪は短くならないの?
猫は爪とぎをしますよね。
爪とぎは爪を削って短くしているのではなく、爪先を尖らせるためにする行為です。
猫の爪は何層にも重なってできていて、猫が爪とぎをするのは外側の痛んだ古い爪を剥がれ落として新しい鋭い爪を表面に出すためです。
最後に
猫は爪切りを嫌がります。
無理して一気に切ろうとせずにできるところまでと割り切って爪切りを行ってください。
無理やり爪切りをしてさらに深爪をしてしまうと、それこそ二度と爪切りをさせてくれないかもしれませんよ。