猫ちゃんのご飯が無くなったので犬くんが分けてあげようとしています。
でもちょっと待って!
猫ちゃんが犬くんのご飯を食べると失明のリスクがあるんです。
そこで今回は猫にドッグフードを食べさせたらどのような健康被害が及ぶのかご紹介します。
短期間あげるだけでもダメなのでしょうか?
犬と猫を飼っている方はぜひ参考にしてください。
ドッグフードとキャットフードの違い
犬と猫って見た目が似ているのでフードも同じだと思いますよね。
でも実は犬と猫は必要な栄養素が違うんです。
ヒトや犬と違って猫には体内で合成できない栄養素があります。
タウリン
タウリンは疲労回復として私たちにとっても身近な栄養素です。
猫はタウリンを体内で合成できません。
したがって猫は食事からタウリンを摂取する必要があります。
このことからキャットフードにはタウリンが必ず含まれていますがドッグフードには含まれないことがほどんどです。
猫がドッグフードを食べるとタウリンが不足してしまいタウリン欠乏症となってしまいます。
動物性たんぱく質
犬は「雑食動物」ですが猫は「完全肉食動物」です。
動物の「肉」は動物性たんぱく質が豊富ですよね。
完全肉食な猫は炭水化物よりもたんぱく質を分解する能力が高くたんぱく質をエネルギーに変えることができます。
猫の健康を保つためにはたんぱく質を十分にとらなければいけません。
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猫がドッグフードを食べると失明する!
猫が体内で合成できないタウリンを食事で摂取できないと
- 網膜委縮
- 拡張型心筋症
- 生殖機能への影響
のリスクが高まります。
猫がドッグフードを食べて失明することを知っている人は多くても心筋症や生殖器に影響があることはあまり知られていないかと思います。
特に心筋症は心臓内に血栓ができやすくなり血栓が詰まると死に至ることもあるので甘く見てはいけません。
またたんぱく質不足でも
- 筋力の衰え・骨の衰弱
- 被毛・皮膚のトラブル
- 体調を崩しやすい
などの健康被害が出てきます。
失明だけでなく命に係わることもありますので猫にドッグフードをあげるのは控えてください。
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猫がドッグフードを短期間食べたらどうなる?
犬と猫を同時飼いしているお宅だと「目を離したすきに猫がドッグフードを食べちゃった」ということはあると思います。
ちょっとだけだったり短期間だけなら問題ありません。
そもそもキャットフードの方が高カロリーで嗜好性が高いので淡白なドッグフードを好む猫は少ないようです。
短期間と言えど猫がドッグフードを食べない可能性の方が高いかもしれませんね。
まとめ
猫がドッグフードを食べ続けると失明するリスクをご紹介しました。
失明だけでなく命に係わる健康被害もあるので怖いですね。
ただし短期間食べたからと言って急に失明するわけではありません。
それでも3日以内にとどめておいてください。
キャットフードのストックはなくならないように時々チェックしましょうね。