歯周病にならないためにも犬の歯磨きはとても大事なものです。
愛犬はお利口さんに歯磨きをさせてくれますか?
なかなか歯磨きをさせてくれなくて困っている飼い主さんも多いと思います。
そこで今回は歯磨きに関する知恵袋としてグッズや歯磨きに慣れさせる方法をご紹介します。
動物病院時代に経験した出来事も明かしちゃいます。
あなたが知らない画期的なグッズが見つかるかも?!
最後までご覧ください。
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歯磨きの知恵袋って何がある?
犬の歯磨きの知恵袋として便利グッズをご紹介していきます。
一番歯垢を落としてしてくれるのは歯磨きなので、あくまで補助的な役割として使用してください。
デンタルケア用おもちゃ
日頃から小さなケアだけでもしておきたいという方用にデンタルケアおもちゃというものがあります。
ロープやトイなど遊びながらデンタルケアができるというものです。
噛んで歯の表面の汚れを取るというグッズでストレスなくケアができます。
遊びながらなのでストレスが発散できるのも魅力的ですね。
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他にもヒヅメや骨などもあります。
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ヒヅメや骨は固いのでチワワなどの小型犬は歯が欠けることもあるので注意が必要です。
歯磨きガム
最近歯磨きの補助として多くの歯磨きガムが販売されるようになりました。
口内をきれいに保ち、口臭を予防する効果があります。
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もちろん歯磨きガムだけでは歯垢を落としきることはできませんが汚れを付きにくくすることはできます。
その効果を最大限に発揮するためには飼い主さんが手に持って何回も噛ませる必要があります。
ただ与えておくだけだとあっという間に食べてしまいます。
手に持ってあげて引っ張ったり奥歯で噛ませたりするといいですね。
液体歯磨き
歯磨きに時間をかけられない時の便利アイテム。
口の中に垂らすだけで歯石を付きにくくしたり口臭予防ができます。
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もちろん歯ブラシに付けて使用することもできます。
口を触らせてくれない子には飲み水に数滴たらすだけで口臭予防の効果があるものもあります。
お手軽な補助グッズです。
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歯磨きをさせるための知恵袋!4ステップ
先述しましたが歯垢を取るのは歯磨きが一番効果があります。
犬は口元を触られるのを嫌がるため段階を踏んで歯磨きができるようになりましょう。
まずは4つのステップから。
簡単な流れ
- 口元を触られるのに慣れる
- 口唇をめくらせてくれるようにする
- 口の中に手を入れて歯を擦るのに慣れさせる
- 歯磨きシートで歯を擦る
口元を触られるのに慣れさせよう
口元を触られるのが嫌なことではないと覚えてもらいましょう。
遊びながらちょこちょこ口元を触ってもOK。
または
- グーにした手の中におやつ(フードでも可)を入れて軽く握る
- 人差し指と親指の輪の中に犬のマズルを入れさせておやつ(フード)をあげる
- おやつ(フード)に夢中になっている間に反対の手でマズルを触る
この方法でもいいでしょう。
自然と口元を触らせてくれるようになりますよ。
口唇をめくろう
食べながら触らせることになれたら口唇をめくりましょう。
- おやつ(フードでも可)を手に持って「マテ」
- 口唇をめくる
- 大人しくめくらせてくれたらご褒美のおやつ(フード)
口唇をめくる時間は最初は短時間から。
徐々に伸ばしていくようにします。
無理なく口唇をめくることができるようになれば次のステップへ。
口の中に手を入れて歯を擦ってみよう
歯磨きまでもう少しです。
次は口の中に手を入れて実際に指でこすります。
- 最初は前歯だけ短時間から
- 前歯になれたら奥歯まで擦る
- 前歯・奥歯になれたら歯の裏側まで擦る
嫌がるようなら無理は禁物。
前のステップへ戻ります。
ゆっくり慣れさせましょう。
シートで歯を磨く
歯を擦らせてくれるようになったら歯磨きシートで表面を擦ってあげます。
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この時も決して時間はかけず嫌がるようならやめてください。
目安は歯の表面を磨くこと。
完璧でなくても大丈夫です。
表面が出来て裏側も磨けたら歯ブラシへ移りましょう。
歯ブラシになれさせる知恵袋!3ステップ
歯周ポケットまで磨けるのは歯ブラシしかありません。
しかしいきなり歯ブラシを入れても怖がるだけです。
歯ブラシにも慣れさせる必要があります。
簡単な流れ
- 歯ブラシを危険なものではないと分かってもらう
- 歯磨き粉を舐めさせる
- 歯ブラシに歯磨き粉を付けて歯磨きスタート
歯ブラシを危険なものではないと分かってもらおう
犬が歯磨きを嫌がる原因として
「いきなり歯ブラシを口の中に入れられて怖い思いをした」
というものがあります。
最初は犬の鼻先に歯ブラシを近づけて危険なものではないと分かってもらいましょう。
歯ブラシのにおいを嗅がせたり咥えさせてみたり。
危険なものじゃない!と分かってもらえればスムーズにいきますよ。
歯磨き粉を舐めさせてみよう
犬が歯磨き粉を美味しいと覚えてくれれば歯磨きの際に喜んで来てくれるようになります。
最近の歯磨き粉はいろんな味があり趣向性が高くなっています。
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ビルバックの歯磨きペーストは前の職場の動物病院でも販売していました。
あるワンちゃんはバニラ味が大好きだそうで、この歯磨き粉を見せるだけで自分から歯磨きの体勢になっていたそうですよ。
そうなってくれるとかなり歯磨きがしやすくなりますね。
いよいよ歯磨きしてみよう
歯ブラシは危険じゃない、歯磨き粉の好きな味まで分かったら歯ブラシに歯磨き粉を付けて歯磨きを始めましょう。
まずは前歯からゆっくり優しく。
あまり時間をかけず無理のない程度から始めます。
前歯が出来たら奥歯、それもできるようになったら歯の裏側まで磨けるようになると完璧です。
歯ブラシを歯に対して45℃の角度で磨くと歯周ポケットの汚れも磨くことができますよ。
まとめ
今回は犬の歯磨きの知恵袋についてご紹介しました。
歯磨き補助のグッズって色々ありますね。
ご紹介したグッズはあくまで補助で歯磨きが歯垢を取る一番の方法です。
歯磨きのポイント
- 口に触らせるのに慣れさせる
- 歯磨きシートで歯磨き練習
- 歯磨き粉で好きな味を
- 歯ブラシでの歯磨きは優しくゆっくりペースで
無理をせずに愛犬と飼い主さんのペースで歯磨きを始めてくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。