犬に薬を飲ませる機会は割と多くあります。
病気で薬を飲ませるのはもちろん、ノミやダニの駆虫剤でも錠剤タイプのものがあり、そっちの方が安価だったりもします。
喜んで飲んでくれたら大助かりですが、嫌がる子は多いです。
そこで今回は、動物病院で習った基本的な薬の飲ませ方、飲まない犬のためにいろいろな方法を教えます。
[toc]
薬の種類
錠剤
薬剤を圧縮して固めたものです。 糖でコーティングされた糖衣錠や、体内で段階的に溶けるように工夫されたものもあります。
粉薬
薬を粉状にしたものです。 量の調整がしやすいため、体重が軽い犬や数種類の薬を混ぜて処方する際に使われます。
シロップ剤
液体の薬です。 薬の効き目が早い剤形で、甘く、犬も嫌がりにくい特徴があります。
スポンサーリンク
犬に薬の飲ませ方
錠剤
錠剤が一番飲ませ方も難しく、飼い主さんも苦労するのではないかと思います。
フードに混ぜる飲ませ方
食いしん坊さんの犬なら、フードに混ぜてたらいつの間にか薬を飲ませてたなんてこともよくあります。
最初は、少量のフードに混ぜて食べるかどうかを確認してから与えてみてください。
薬をあげるときだけ特別に、好きなウェットフードに混ぜてあげてもいいですね。
また、投薬補助おやつもありますので、それを利用して薬を飲ませてもいいかもしれません。
グリニーズ 犬用 ピルポケット チキン(30個)【獣医師専用グリニーズ】
直接口の中へ入れる飲ませ方
動物病院で習ったのがこの薬の飲ませ方。
確実に薬を飲み込んだことが確認できるので、入院中の犬にはできるだけこの飲ませ方をとっていました。
まず、左右の犬歯の後ろに隙間がありますので、後ろから人差し指と親指を入れます。
そうすると犬は自然と口を開きますので、反対の手でなるべく奥に薬を入れます。
口を閉じて鼻先を上に向け、喉をさするとごくんと飲み込んでくれます。
コツとしては、薬を奥に入れるとき、できるだけ舌の奥に置いてください。
ただしこの薬の飲ませ方は、噛まない犬にのみ有効です。
噛みそうな犬や上手に吐き出してしまう犬には無理をせず、他の方法を試しましょう。
粉にして水やフードに混ぜる飲ませ方
スプーンの背で簡単に粉になる錠剤は、水に混ぜてシリンジやスポイトで飲ませたり、ウェットフードに混ぜたりしてあげることも可能です。
固くて錠剤にできないものもあるので、その時は動物病院で
「粉にしてください」
と伝えてください。
この飲ませ方の難点は、一度溶かしてしまったら溶かしたものを全て与えてしまわなければならないこと。
水に溶かすときは水分が多すぎないようにスポイト分の水分で溶かしてください。
ウェットフードに混ぜる場合も量に注意が必要です。
においに敏感な子だと気付いて口を付けないこともあるので、その子の性格で判断してください。
楽天で購入 |
粉薬
錠剤を粉にしたとき同様、水やウェットフードに混ぜて与えます。
薬を溶かす水やウェットフードの量には注意です。
シロップ剤
すでに薬が混ざっているので、シリンジやスポイトで与えるだけでOK。
犬歯の隙間にシリンジやスポイトを差し込んで服薬します。
それでも薬を上手に飲めないときは
それでもダメな時は動物病院へ相談しましょう。
注射にできる場合もあります。 アドバイスももらえるので、一人で何とかしようと無理しないでくださいね。