アクアリウム

【グッピーの屋外飼育】ヒーターなしでも飼えるか解説

2025年2月9日

グッピーはそのカラフルな姿と飼育の手軽さから、多くのアクアリウム愛好者に支持されています。

しかし、一部の方は屋外での飼育を試みることもあるでしょう。

この記事では、グッピーが屋外飼育が可能かどうかを解説します。

また、ヒーターなしでの飼育が可能かどうかについても触れます。

さらに、日本の一部地域で問題視されているグッピーの野生化についても考察します。

飼育する上で、自然環境にどう影響を及ぼすのか、といった点も気になるところです。

それでは、詳しく見ていきましょう。

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グッピーの屋外飼育は可能?

グッピーの屋外飼育は条件次第で可能です。

グッピーの屋外飼育条件

  • 暖かい季節限定で屋外飼育を行う
  • 屋外でもろ過フィルターやヒーターを設置する

ひとつずつ詳しく解説します。

暖かい季節限定で屋外飼育を行う

グッピーは元々熱帯地域に生息する魚なので、日本でも屋外で飼育することが可能です。

しかし、年中屋外で飼うのは難しいでしょう。

最適なのは夏場や春先の気温が高い時期です

日中の気温が20度から30度の間で安定している時がベストです。

夏場だと日陰で水温の上昇に配慮し、冬場は温かい屋内に避難させましょう。

しかし、夜間に気温が大幅に下がる日や天候が不安定な日は、水温管理が必要です。

例えば、夜間には保温用プランクトンネットなどで水面を覆うなどの工夫が必要となってきます。

屋外でもろ過フィルターやヒーターを設置する

グッピーを屋外で飼育する際に問題なのは水温です。

その問題を解決する対策として、屋外でもヒーターを設置することがあげられます。

さらにろ過フィルターも設置すれば、水質を保ちやすくなるでしょう。

ただしこの方法は、コードが水に濡れないように工夫が必要です。

屋内で飼育する以上に配慮しなければなりません。

グッピーを屋外飼育する利点と注意点

暖かい季節に限定してグッピーを屋外で飼育することは、いくつかの利点があります。

屋外飼育の利点

自然光の豊富な恩恵を受けて、健康的に成長することが期待できる

ただし、温度が過度に上がる日中には、水温が上昇しすぎないように直射日光を避けるための工夫が必要です。

また、鳥や猫などの天敵から襲われないよう、ふたやネットなどで対策を行ってください。

さらに天気の急変や気温の急落には注意が必要です。気温が低い日にはヒーターを使うなどしましょう。

グッピーはヒーターなしで飼える?

グッピーは基本的にヒーターが必要な熱帯魚ですが、低水温でも耐えることができます

グッピーが耐えられる水温

21~22度程度

そのため、暖かい時期にはヒーターなしでも飼育が可能です。

暖房が効いた室内であれば、冬場でもヒーターなしで冬越しが可能でしょう。

しかし、気温が急に下がるとグッピーにストレスがかかりますので、常に温度調整をしやすい環境を心がけてください。

グッピーの野生化が問題に

近年、一部の地域ではグッピーの野生化が問題視されています。

これは、飼育環境から逃げ出したグッピーが自然の生態系に影響を与えているためです。

主に九州以北では温泉地周辺の水温が高い場所に生息していることが多くみられます。

繁殖力と水質汚染の体制が強いグッピーは、野生のメダカのエサを食べつくしてしまいます。

その結果地域の生態バランスを崩す原因となってしまいます。

適切な管理と責任ある飼育が求められます。

まとめ

グッピーの飼育は室内外問わず楽しめるもので、特に暖かい季節には屋外飼育も考慮することができます。

しかし、ヒーターやろ過フィルターを使用しない場合は、天候や水質管理に注意を払う必要があります。

野生化の問題を考えると、環境に配慮しながら責任を持って飼育することが重要です。

これらの条件を整えて、グッピーの飼育を楽しんでください。

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