人は暑い時首などを冷やして涼みます。
犬にも同じことができるんですよ。
そこで今回は犬が暑い時に冷やす場所についてご紹介します。
効果的な冷やす場所も教えちゃいますよ。
もし熱中症になって動物病院に連れて行くまでの応急処置として知っていても役に立ちます。
最後までご覧ください。
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暑がっている犬を効果的に冷やす場所は?
暑い時に冷やす場所は太い血管が通っている場所。
犬の血管の通り方は人とは違います。
犬の暑さを和らげたい時に冷やす場所で効果的なのは
- 首
- 脇
- 後ろ脚の付け根
です。
首
人も暑かったり発熱時には首を冷やします。
犬も暑い時に首を冷やすのは効果的です。
人は首の後ろを冷やしますよね。
犬の場合も後ろでもいいのですが効果が高いのは首の前側です。
犬は太い血管が首の前を通っています。
太い血管を冷やすことで全身に冷えた血液を行き渡らせます。
犬用の保冷バンダナの保冷剤を入れる場所が手前にくるのは太い血管が首の前にあるからなんですね。
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脇
脇は人が暑い時に冷やすのと一緒ですね。
冷やす場所は内側の付け根部分。
犬の脇にはリンパが多く集まります。
この場所を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
後ろ脚の付け根
後ろ足付け根は内側部分を冷やすといいでしょう。
犬が暑い時に冷たい地面などにベタっとうつぶせになるのは内ももが冷えて気持ちいいんですね。
本能的にどこを冷やせばいいのか分かっているのかもしれません。
直接氷を当てないで!
犬が暑がっているときに氷や保冷剤などを直接当てていませんか?
犬の血管を冷やす時には必ずタオルやバンダナなどで巻いて使用しましょう。
血管を急に冷やすと血管が収縮します。
血管が収縮されると血液の流れが悪くなります。
冷やした血液を流して体温を下げたいのに流れが悪くなるのは本末転倒ですよね。
さらには足の付け根など毛が無い部分に直接保冷剤などを長時間当てておくと凍傷をおこす可能性もあります。
犬を冷やす場合は急に足の付け根からではなく首から下にかけて行ってください。
上から順に冷たさに慣らしながら冷やしていきましょう。
冷やす時間
犬を冷やす時間は呼吸が落ち着くまでが目安です。
冷やすということはパウンティングも行っているはずなのでパウンティングがなくなるまででもいいでしょう。
パウンティングとは?
犬が口でハアハアと呼吸をすること。
犬は暑くなるとパウンティングをして体温調節をします。
犬の呼吸は基本的に鼻呼吸です。
リラックスした状態では口呼吸をすることはありません。
人は汗腺から汗をかくことで体温調節をします。
しかし犬は汗腺が皮膚にないため汗をかくことができません。
そこで口呼吸をして体温調節をしているというわけです。
暑さに気を付けたい犬とは?
犬は基本的に暑さに弱い動物です。
しかしその中でも特に気を付けたい種類があります。
原産国が寒い地方
原産国が寒い地方の犬種は暑さが苦手です。
例えば
- 秋田犬
- サモエド
- シベリアンハスキー
などです。
秋田犬は同じ日本生まれでも東北の寒い地方が原産です。
サモエドやシベリアンハスキーは寒い国でそりを引っ張ることで有名ですよね。
愛犬の原産国を調べると特に暑さに注意が必要なのかが分かります。
短頭種
短頭種とは鼻が短い犬種のこと。
- パグ
- ブルドッグ・フレンチブルドッグ
- シーズー
などになります。
短頭種は呼吸がうまくできていないことが多く、口も小さいためパウンティングも上手にできません。
短頭種の呼吸器官は他の犬種とは異なるため暑さには注意が必要です。
長毛種
毛の長い種類の犬は常に温かいコートを着ている状態で短毛種よりも暑いのは分かりますね。
- チワワ(ロングコート)
- プードル
- マルチーズ
などが長毛種に当たります。
長毛種は暑さを苦手とする子が多いようです。
肥満の犬
肥満の犬は皮下脂肪で熱をためやすい状態です。
さらには脂肪で呼吸がしづらくなります。
そうなるとパウンティングでの体温調節が難しくなり、さらに体に熱がこもることに。
愛犬が太っているなら夏の暑さよりも肥満対策を考えるべきでしょう。
子犬や老犬
子犬は体温調節機能が未発達です。
生後半年ほどで体温調節ができるようになりますのでそれまでは注意が必要になります
老犬は暑さに対する耐性が衰えてきます。
特に気を付けておきたいですね。
まとめ
今回は犬が暑い時に冷やす場所をご紹介しました。
冷やす場所
- 首
- 脇
- 後ろ足の付け根
原産国が寒い地方の犬種や長毛種、短毛種、子犬や老犬には特に暑さには注意しましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。