オス犬を去勢させようと考えている方も多いと思います。
でも・・・触ってもあるべきところに玉がない!
それは陰睾(いんこう)かもしれません。
玉がないのなら去勢手術はしなくてもいいのでは?と考える人もいるかもしれませんね。
今回は陰睾は放っておいていいのか、去勢手術はどうなるのか調べてみました。
最後までご覧ください。
こんな方におすすめ
- 陰睾は放っておいたらどうなるか知りたい
- いつまで様子を見ていたらいいのか分からない
- 玉は降りていないけど去勢や治療は必要か知りたい
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陰睾は放っておいても問題ない?
しかるべきところに玉がない陰睾。
陰嚢(玉袋)に降りていない睾丸はお腹の中にあります。
お腹の中の睾丸は放っておくと将来腫瘍になる可能性を秘めます。
お腹の中に残った睾丸が腫瘍になる確率は、正常なものと比べて13倍だそうですよ。
放っておくのはリスクが高いと言えるでしょう。
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生後何か月までに玉が降りないと陰睾なの?
生まればかりのオスの子犬の睾丸はお腹の中にあります。
睾丸が陰嚢に収まるのは生後30日と言われています。
睾丸は2つあるので片方だけしか玉が降りていない片陰睾の場合もあります。
いずれにしても生後約8か月までに陰嚢まで降りてこなければ今後降りてこないと言われます。
玉が降りてない場合去勢手術はどうなるの?
玉が降りていない場合の去勢手術はどうなるのでしょうか?
場所は違えど睾丸を取り除く去勢手術はできます。
ただし睾丸が残っている場所を特定しないと去勢手術は行えません。
触診でさわれない場所に睾丸がある場合、エコー検査などの通常の去勢手術ではしないような検査が必要になります。
そのため一般的な去勢手術と比べて費用が高くなります。
陰睾は治療しなければいけないの?
陰睾はすぐに腫瘍になるものではありません。
そのため治療するか否かは飼い主さんの判断にゆだねられます。
基本的に陰睾の治療は去勢手術になります。
陰睾のオス犬には繁殖能力はなく、片陰睾でも繁殖能力は衰えます。
さらには陰睾は遺伝性のものです。
繁殖するのは厳しいので、のちに腫瘍の種を残すくらいなら早めに去勢手術を行うことをお勧めします。
最後に
陰睾は今すぐどうにかなるというものではありません。
なので、睾丸を取り除く手術を先延ばしにしてしまうこともあるかと思います。
しかし犬が高齢になって陰睾が元で腫瘍が見つかった時に、他の病気にかかっていたらどうでしょう。
手術の負担がかかってしまいますよね。
手術自体受けられない可能性だってあります。
愛犬の体にメスが入るのが怖い気持ちも分かりますが、将来のことを考えて手術を受けることも視野に入れておいてください。
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