先日職場のペットショップでバーニーズの子犬をご購入いただいた方が、その子の爪切りにいらっしゃいました。
その時にご相談されたのが「耳の汚れ」
拝見すると、少し赤みがあり黒い汚れが目立ちます。
「アレルギーかしら?」とご心配されましたが、それって耳ダニかも?
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耳ダニ
症状
・耳をかゆがる
・耳垢が黒い
・耳が臭い
耳ヒゼンダニは耳の中に寄生するダニで、大量の黒い耳垢と激しいかゆみが特徴です。
かゆいので頭を頻繁に振ったり、逆に耳のあたりを触られるのを嫌がる犬もいます。
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感染経路は?
・親から子
・耳ヒゼンダニに感染している犬との接触
・耳ヒゼンダニの成虫や卵が付いているブラシやベッド、敷物などからの感染
です。
多頭可飼いしているお宅は注意が必要です。
自宅で耳の汚れをケア
・たれ耳
・耳毛が多い犬種(シュナウザー、プードルなど)
・耳道が狭い犬種(パグ、ブルドッグ、フレブルなど)
・耳垢が多い犬種(アメリカン・コッカ―・スパニエル、シーズーなど)
は耳が汚れやすいと言われます。
健康な犬でも、1週間に1~2回を目安に耳掃除をしてあげましょう。
この時、耳の様子を見てあげることも大事です。
耳掃除の仕方
イヤーローションを耳の中に直接垂らすかコットンに含ませて、耳介(外耳手前の見えているひだの部分まで)を優しく拭くだけです。
こすってはいけません。
こすると炎症がおきてそこから他の菌の感染を許してしまうからです。
綿棒でこする耳掃除も同じ理由でお勧めできません。
また、イヤークリーナーを垂らして耳の根元をもむ方法もありますが、こちらは耳道内にこびりついた汚れを落とすことは難しく、かえって耳の奥に汚れを詰まらせることもあるようです。
お客様のバーニーズは、黒い汚れが耳にあるものの臭くなく、かゆみも全くないとのことでした。
耳ダニの判断も難しいところなので、ショップで耳掃除をした後
「様子を見ておいて、かゆみが出たりすぐに汚れがたまるようでしたら動物病院で診察を受けられた方がいいでしょう」
とお伝えしました。
ただの汚れなら耳掃除の回数を増やすだけだから、病的なものでなければいいなと思います。