SNSなどで猫とハムスターなど違う種類の動物が仲良くしているのを見ると、とても微笑ましいですよね。
小動物の中でも体が大きい方であるチンチラは、猫と共存できるのでしょうか?
この記事では
- チンチラと猫の共存
- チンチラが共存できる動物
について解説します。
現在チンチラを飼っていて、新しくお迎えしたいけどどの動物が適しているのかわからない人はぜひ最後までご覧ください。
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チンチラと猫は共存できるの?
一般的にはチンチラと猫を同じ部屋で飼育することはおすすめできません。
理由は
- 猫はチンチラに対して本能的に攻撃的してしまう
- チンチラにとって猫の存在はストレス
ためです。
猫は「狩る」本能が備わっています。その本能がいつ目を覚ますかわかりません。
一方チンチラにとって猫は天敵です。その存在はストレスになります。
このようにチンチラと猫の共存は難しいと考えられます。
どうしても同居させる場合
チンチラと猫をどうしても同居させる場合には下記に注意が必要です。
- チンチラと猫は別の部屋で飼育する
- チンチラと猫を同じ部屋で飼育する場合、猫がチンチラと接触しないようケージの位置を考慮する。
- チンチラ専用のスペースを作り、猫との接触を避ける。
- 猫がチンチラに近づいた場合には、すぐに引き離すようにする。
チンチラの安全には十分に配慮しなければいけません。
それでもチンチラにとっては猫の存在がストレスになるケースが多くあります。できれば部屋を別にして接触させないのがベストですが、間取りや部屋数によっては厳しい場合があります。
同じ部屋で飼育する場合には、チンチラの体調に気を付けましょう。
チンチラと共存できない動物は?
チンチラと共存をおすすめできない動物は主に肉食の動物です。
肉食のペット
- 犬
- 猫
- フェレット
- フクロウ など
野生化でチンチラは「狩られる側の動物」です。そのため肉食動物との生活は危険であり、チンチラにとってはストレス以外の何物でもありません。
チンチラは繊細なため、長期間のストレスは体調不良や病気の原因になってしまいます。そのためチンチラと肉食動物を共存させるのは避けるべきです。
どうしても共存させる場合には
- 部屋を別にする
- 接触させない
など細心の注意を払ったうえで行うことが重要です。
チンチラと共存できる動物は?
一方チンチラと共存できる可能性が高いのは草食動物です。ペットとして代表的なものとして
- デグー
- モルモット
- 鳥
- うさぎ
などがあげられます。
チンチラとの相性をそれぞれ解説していきましょう。
デグー
チンチラとデグーは生活リズムが違うため、共存するためにはそれぞれの飼育スペースを遠ざける工夫が必要です。
生活リズム
- チンチラ 夜行性
- デグー 昼行性
ケージが至近距離だとお互いの睡眠時間が合わず、睡眠不足やストレスで体調を崩す恐れがあります。
そのためチンチラとデグーは互いの領域を侵害させないようにしましょう。
モルモット
モルモットはチンチラと同じくネズミ目に分類され、共存が可能です。
SNSでも同居していたり同じ部屋で遊んでいたり、仲が良い光景を目にします。どちらも基本的に穏やかで相性も合いやすいでしょう。
ただし同じ時間の部屋んぽは避けたほうが良いといえます。
チンチラとモルモットはおとなしくてもあくまで違う種類の動物であることを覚えておかなければいけません。
鳥
チンチラと鳥を共存させることはおすすめしません。
チンチラは昼間に睡眠をとります。寝ている間に鳥の鳴き声や羽音で十分な睡眠がとれず、ストレスになる恐れがあります。
そのためチンチラと鳥を一緒に飼育するのであれば部屋を別々にしましょう。
鳥の鳴き声が聞こえない環境を用意してあげることが重要です。
うさぎ
うさぎとチンチラは体格差も少なく、相性が良いように見えます。しかし縄張り意識が強いうさぎとは、あまり相性が良いとは言えません。
ほかにもチンチラとうさぎのケージを隣同士にした場合、うさぎのスタッピング(地団駄のような動き)がチンチラにストレスを与えるケースがあります。
うさぎがスタッピングをする → チンチラが驚いて音を立てる → 不満のスタッピング → 驚く ……
といった負の連鎖が起こる可能性もあり、うさぎとチンチラも同じ部屋での飼育は向いていないでしょう。
当然部屋んぽも同じ時間、同じ部屋で行うのは避けましょう。
お互いストレスに強くないため、同時に体調を崩す可能性があります。
まとめ
チンチラと猫の共存はできるだけ避けましょう。チンチラにとって猫の存在がストレスになります。
一方でチンチラと同居が最も向いているのはモルモットです。それでも同じ時間の部屋んぽは避けましょう。
追加で動物をお迎えすると、同じ種類であろうが違う種類であろうが相性の問題はあります。
チンチラの性格を考慮して、臆病でストレスがかかりやすいような子であれば共存は避けるべきです。
基本的にチンチラは怖がりでストレスに弱い生き物なので、チンチラは単体で飼育するようにしましょう。