犬を室内飼いするとき、ラブラドールは本当に室内で大丈夫なのか心配になりませんか?
結論から言うと、ラブラドールは室内で飼えます。
我が家は室内と室外どちらの飼育経験もありますが、ずば抜けて室内飼いの方がメリットが多く感じられました。
この記事では
・室内飼いのメリット、室外のデメリット
・ラブラドールを室内飼育するときの注意点と心構え
・ラブラドールのケージやサークルとトイレの必要性
について解説します。
この記事を読むと「実際ラブラドールを飼わないと得ることができない経験談」も多く知ることができますよ。
最後までご覧ください。
スポンサーリンク
ラブラドールレトリーバーは室内飼い?外飼い?
室内犬といえば小型犬というイメージがあります。
一方でそれ以上の中~大型犬となると、昔は屋外で飼うのが一般的でした。
しかし最近では犬種に限らず室内飼いが推奨されています。
当然、ラブラドールのような大型犬も同様です。
我が家の愛犬も完全室内飼育です。
建物の間取りなどを理由に屋外で飼育している飼い主さんもいますが、できることなら室内飼育をおすすめします。
室内飼いをおすすめする理由
室内飼育のメリットはたくさんあります。
・愛犬が一人でいるストレスが減る
・愛犬の変化にいち早く気づくことができる
・温度管理ができる
・近隣トラブルが少ない
ひとつずつ解説していきます。
愛犬が一人でいるストレスが減る
ラブラドールは人懐っこく人間が大好きな一方、かなりの寂しがり屋です。
ひとりでいることが長いとストレスを感じてしまいます。
現在は完全室内の我が家のラブラドールですが、生後半年ごろまで屋外で飼育していた時期があります。
ひとりにすると寂しいことから頻繁に吠え、家族の顔を見ると止まるといったことを繰り返しました。
室内飼育を始めてからは信頼関係ができたせいかひとりでおとなしく留守番ができます。出かける際にも吠えません。
成長したというのもあるかもしれませんが、屋外飼育を続けていたら今でも出かけるときや留守番中に吠えていたと思います。
それほどラブラドールは寂しがり屋さんです。
そのため
・大型犬だから外で飼いたい
・かまってあげられる時間が取れない
人には飼育が難しい犬種といえます。
愛犬の変化に気づくことができる
室内だと愛犬が近くにいることから、些細な変化に気づくことができます。
ケガや病気の異変にいち早く気づくことで早期に治療することができ、重篤化を防ぐことができます。
温度管理ができる
室内飼育だとエアコンなどで温度を管理することができ、外よりも快適に過ごすことができます。
外飼いの犬は特に夏場が問題です。
屋外だと日陰に逃げても大して涼しくはありません。熱中症や脱水症状のリスクが高まります。
犬は暑さに弱く、特にラブラドールはアンダーコートを持つ犬種なため暑がりです。
くわえてラブラドールを含めた大型犬は肺が大きく、熱い空気が体内にたまりやすいため夏の暑さには注意が必要です。
ちなみに一般的な犬の適温は、老犬や子犬、毛の長さなどで違いがあるものの、
21℃~25℃
だといわれています。
ラブラドールは大型犬で暑がりなので、健康な成犬の場合だと冬場でも21℃でちょうどいいでしょう。
室内だと温度差によるストレスや病気にかかるリスクも軽減されます。
近隣トラブルが少ない
我が家は鳴き声の近隣トラブルが原因で室内飼育になりました。
ラブラドールは体が大きいため、思っている以上に鳴き声が響きます。
また玄関に届く範囲で犬をつないでいると、ご近所さんが訪問する際怖くて通れないなどの苦情になることもあるでしょう。
これらのケースは室内で飼育することですべて解決します。
愛犬を悪者にしないためにも室内飼育は必要です。
外飼いには多くのデメリットが
さらに屋外で飼育することには多くのデメリットが存在します。
まず、室内飼育のメリットが屋外ではデメリットです。
・一人がストレスになる
・愛犬の変化がわかりにくい
・温度変化やウィルス、害虫などの肉体的ストレス
・近隣トラブルの原因になりえる
上記に加え、常に通行人の目にさらされるため
・勝手に食べ物を与えられる
・イタズラされる
・連れ去られる
可能性もあります。
愛犬のことを考えると室内飼育を検討すべだということがわかります。
室内飼いの注意点と心構え
いざ室内飼育を始めるといっても、何も準備がない状態では難しいでしょう。
さらに大型犬であるラブラドールとなると、ちょっとした心構えや注意点が必要です。
部屋の大きさはどれくらいが理想?
ラブラドールを室内で飼うために必要な部屋の大きさは
1LDK以上
が望ましいでしょう。
ひとり暮らし用のワンルームや1DKでは人も犬も十分な広さを確保できず、お互いにストレスになってしまいます。
ケージ+歩き回れるスペース
となると、1LDK以上は必要だと考えられます。
室内の生活環境を整える
ラブラドールだけでなく、犬を室内で飼育する際には
愛犬がリラックスできる空間をケージやサークルで作る
ことが重要です。
大きさの目安は愛犬が寝転んだ状態で足を伸ばしても大丈夫な広さです。
子犬から育てる場合は成犬になった大きさをイメージするといいでしょう。
サークルやケージが大きくなればその分高価にもなりますが、あると非常に便利です。
成犬でも使える大きさを準備しておくことをおすすめします。
初めは部屋が荒らされる覚悟も必要
おとなしく賢いといわれるラブラドールですが、子犬期は結構な破壊王です。
ラブラドールの子犬期はとにかく活発でいたずら好きです。
くわえて生後半年でも体重は14㎏~23㎏ほどになります。
そのため当たるだけでも本人の意思とは関係なく壊れたり破れたりすることがあります。
さらにくわえたり噛むことが好きで、ありとあらゆるものをかじります。
体力もあり余り、部屋中を駆け回ることもしょっちゅうです。
そのたびにものを倒したり壊したり…。
ただし多くは2~3歳までには落ち着きます。(我が家は1歳半でした)
口にしていいものとダメなものの区別がつくようになるため、それまでは辛抱強く成長を見守りましょう。
サークル・ケージはどう選ぶ?
サークルやケージは愛犬の生活範囲を区切るためにも必要です。
部屋の中を自由にさせるからいらないと考えがちですが、私たちが思う以上に設置には大切な意味があります。
サークル・ケージの必要性とは
サークルやケージは「トイレを覚えるまでしか使わない」という人もいます。
しかし実はサークルやケージは
犬が自分のテリトリーを確保する
ために必要なんです。
サークルやケージでテリトリーを確保することで愛犬はリラックスできます。
来客が苦手、または興奮してしまう性格の子だと、テリトリーであるサークルやケージに入れておくことで必要以上に警戒しなくなります。
そのため無駄吠えなどのしつけもしやすくなります。
サークルやケージの置き場所
愛犬がリラックスするためにはサークルやケージの置き場所も重要です。
中にはトイレも入れるため集中できるように
人が集まる場所や出入りが激しい場所は避ける
ように設置しましょう。
サークル・ケージの選び方
ラブラドールは大型犬ですのでサークルやケージも大きめのものを選びましょう。
ただし大きすぎるのもNGです。安心して過ごすことができません。
目安としては
・サークル内で向きを変えることができる
・寝床とトイレを離して置ける
サイズが適切です。
トイレの設置場所と必要な大きさ
トイレは犬を飼育するにあたり必ず必要なものです。
しかし中にはトイレは中庭や散歩の際にするからトイレトレーニングは必要ないという人もいます。
この声は多くの散歩を必要とする中~大型犬ユーザーに多く聞かれます。
それでも室内でトイレができるようトレーニングをしておく必要はあります。
なぜなら室内でトイレをしなければいけないタイミングがあるからです。
【室内でトイレをしなければいけない時】
・台風や強風、大雨など外出が難しい時
・シニアで寝たきりになった時
外でしかトイレができないため、外出が難しいときのトイレには苦労したという話はよく耳にします。
また老犬になって足腰が弱くなる可能性も考えて、室内でのトイレトレーニングは行っておきましょう。
それも踏まえてラブラドールのトイレの設置場所と大きさを解説していきます。
サークルやケージ内に設置
サークルやケージの中でもトイレができるようにしておきましょう。
安心してトイレができるように
人通りが激しい場所は避け、静かな場所に設置
するとトレーニングもしやすいでしょう。
トイレは体より大きいものを用意
ラブラドールのトイレは体よりも大きいものを選んでください。
犬は便意を催すとトイレの上でそわそわし始めます。
動いているうちにお尻だけはみ出る場合があるので、大きさの目安としては
体より一回りから二回りほど大きいもの
がおすすめです。
愛犬がトイレの上で用を足していてもトイレの中に納まらないようなら、それはトイレが小さいと考えていいでしょう。
適切な大きさのものを選ぶことが重要です。
まとめ
ラブラドールは室内飼育が可能です。
むしろ室内で飼うほうがメリットが多いといえます。
サークルやケージ、トイレはなくても飼育は可能です。
ただし
・サークルやケージはあると自分のテリトリーができるため、愛犬が安心できる
・トイレは室内でもできるようにトレーニングしておくと、台風の時など思わぬアクシデントに見舞われる危険が減る
といった利点があります。
ラブラドールは賢くおとなしいですが愛嬌もたっぷりある犬種です。
飼い主の愛情を倍にして返してくれるような豊かな感情も持っているので、いつでもそばにおいてその愛情深さを実感してみてください。