レオパとはヒョウモントカゲモドキのことで、爬虫類初心者でも飼育しやすいと人気があります。
そんなレオパがうんちをしないことがあります。
何かの病気なのか、対処法はないのか気になりますよね。
そこで今回はレオパがうんちをしない時の原因と対処法についてご紹介します。
この記事を読めば
・レオパがうんちをしない原因は便秘か腸閉塞
・それぞれの対処法
が分かります。
他にも「レオパが便秘や腸閉塞にならない飼育方法」も書いてますのでぜひ参考にしてください。
[toc]
スポンサーリンク
レオパがうんちをしない原因
個体差はありますが、多くのレオパは餌を食べていれば2日以内にはうんちを出します。
きちんと餌を食べているにもかかわらず1週間うんちが出ていないのであれば何かしらの原因を疑うべきです。
ここではレオパに多く関係する2つの原因をご紹介します。
便秘
人と同じようにレオパも便秘にある場合があります。
詰まったフンでお腹が黒く見えるケースもあります。
便秘になる原因
・環境の変化
・水分不足
お迎えしたばかりのレオパだと環境の変化で便秘になることがあります。
そんな時は2日ほど餌を抜いてそっとしておくことが定石です。
気になるかもしれませんがあまり覗かず、環境に慣れるまで見守りましょう。
加えてあまり水分を摂取しないような性格の個体だと水分不足が原因で便秘になることがあります。
また神経質な個体でもシェルターから出ることが出来ずに水分補給がおろそかになる場合もあります。
そのようなケースではウェットシェルターを使用しましょう。
シェルターの上部に水を入れておけば常時適度な湿度に保ってくれるという一石二鳥な隠れ家です。
このウェットシェルターを使うとレオパに水分がつきます。
体についた水分をレオパが舐めて水分摂取に繋がり、水分不足の解消に効果があります。
水分を摂るという意味では人口フードを与えるのも一つの手です。
爬虫類の人口フードの多くは水でふやかしたり元々水分が含まれてるタイプなため、必然的に水分を摂取することができます。
他にも霧吹きで床をまんべんなく湿らせておくという方法もあります。
ただしこの方法だと温度管理に注意をしなければいけません。
一気に蒸れて高温になってしまう場合があるため、ケージ内の温度を適切に保つ必要があります。
初心者なら手軽さと難易度の低さで考えるとウェットシェルターを使う方が失敗もなくていいかもしれません。
腸閉塞
レオパによくある病気で腸が何らかの原因で詰まってしまいます。
多くのレオパが床材の誤食で腸閉塞になると言われています。
人口フードや生き餌を食べるときなど床材がくっついて一緒に食べることによって腸閉塞になることがあります。
腸閉塞は放置すると死に至る病気です。
できるだけ早めに動物病院で診てもらいましょう。
腸閉塞を再発させないための対処法は、床材を使用せずキッチンペーパーやペットシーツを使用することです。
キッチンペーパーやペットシーツのメリットはうんちやおしっこの状態も確認しやすく健康状態を知ることができる点です。
デメリットは見た目が悪いことと毎日交換をしなければいけないことです。
毎日の掃除をしたくない人には、天然素材で作られているため誤食しても心配がない植物系の床材というものもあります。
もちろん大量に誤食してしまうと腸閉塞になる可能性はありますが、キッチンペーパーやペットシーツよりかは腸閉塞のリスクは上がります。
それでも
・毎日の掃除は避けたい
・砂や土を誤食するのが心配
という人にはお勧めです。
うんちをしない時の対処法
上記のケースではそれぞれの対処法もご紹介しましたが、それ以外の方法もあります。
うんちをしない時の対処法
- 温度の見直し
- レプラーゼを使う
①温度の見直し
レオパがうんちをしていないのであればお腹を温めるためにパネルヒーターなどで下から温めます。
レオパは変温動物のため自分で体温を調節することが出来ません。
飼育下のレオパだとヒーターなどの暖房器具で外気温や床の温度を温めてあげる必要があります。
レオパの適温は23℃~32℃です。
仮に暖房器具が上手く機能せず温度が23℃以下になってしまうと、内臓機能の低下から消化不良などを起こしてしまいます。
このことからレオパのお腹を温めると腸が活性化されうんちが出る可能性が出てくることが分かります。
床材に砂や土を使用している場合は厚さを少し減らすと下からの熱が伝わりやすくなるでしょう。
お腹を温める方法として温浴というものもあります。
温浴とは?
レオパにとってお風呂のようなもの。
レオパの体が入り溺れない深さの入れ物に30~35℃のお湯をはり、10分から15分程度浸からせること。
ただしこの温浴を非常に嫌がるレオパもいます。
そういったレオパに無理に温浴させようとするとかえってストレスで体調を崩すケースがあります。
様子を見ながら行うように心がけてください。
②レプラーゼを使う
レプラーゼとは爬虫類専用の調整剤です。
このレプラーゼは日頃から与えても問題がなく、与えすぎることによる健康への影響もありません。
そのため普段から餌に振りかけて慣れさせておくといいでしょう。
水に溶かすタイプのものもあります。
餌に振りかけたら食べなくなったり、水に入れたら水を飲まなくなったということもあります。
使用後の餌の食いつきと水分量には気を付けておく必要があります。
便秘や腸閉塞にさせないためには?
予防できることとしては
・温度設定
・床材
です。
湿度・温度計できちんと測ることが大切です。
レオパの適温まで上がらないようなら暖房器具を増やさなければいけません。
床材はキッチンペーパーやペットシーツだと誤食の心配がなく安心です。
しかしレイアウトでも楽しみたいのであれば天然素材の床材を使用するといいでしょう。
多少の不安要素は取り除くことができます。
レオパと飼育者に合わせてレイアウトしていきましょう。
まとめ
今回はレオパがうんちしない時の原因と対処法についてご紹介しました。
レオパがうんちしないのは
・便秘
・腸閉塞
が原因の可能性があります。
便秘であれば水分不足や環境の変化などが考えられます。
腸閉塞だと床材を見直しましょう。
この記事を参考にしてレオパが気持ちよくうんちが出せるよう環境を整えてあげてください。